常用型派遣ってなんですか?正社員とは違いますか?

(最終更新日:2019/3/6)

常用型派遣ってなんですか?正社員とは違いますか?のイメージ

「常用型派遣」という雇用の名称を目にして関心を持っている方も少なくないのではないでしょうか。昨今では新聞やテレビなどメディアでもよく耳にするようになった「常用型派遣」という言葉ですが、正確にどのような雇用体系なのかまで理解しているという方はとても少ないのです。「正社員とはどう違うの?」「派遣なの?」と疑問を持たれた方のために、この記事では「常用型派遣」について解説しますので参考にしてみてくださいね。

この記事のもくじ

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常用型派遣と正社員の違いは

気になる常用型派遣と正社員の違いを知るために、まずは常用型派遣についてわかりやすくご説明しましょう。

まず、「派遣」という言葉を聞いたときにまず一般的にイメージされるのは「登録型派遣」という方法です。「常用型派遣」は、その登録型派遣とは少し違った雇用方法となります。

登録型派遣

登録型派遣の場合、働きたい人は派遣会社に登録し、その派遣会社から紹介を受けた企業と雇用契約を結んで勤務することになります。時給制で働き、ボーナスなどの報酬はなく、最大3年間までしか働けない働き方として想像される方が多いのではないでしょうか。

常用型派遣

常用型派遣の場合、働きたい人は派遣会社そのものと正社員として雇用契約を結び、派遣会社の社員として派遣された企業で勤務をすることになります。名称はよく似ていますが、有期雇用である登録型派遣とは勤務体系がまったく異なります。

つまり、一般的に派遣としてイメージの強い登録型派遣と常用型派遣との大きな違いは「雇用契約を結ぶ先」です。常用型派遣の場合、派遣会社と雇用契約を結んでいるため「派遣会社の正社員」として扱われますが、一般企業における正社員としての働き方とは一風異なるということを覚えておきましょう。

正社員と常用型派遣の違い

昨今終身雇用は終焉を迎えつつありますが、正社員の場合には原則的に本人の希望が無い限り定年まで勤め上げることが前提としてキャリアプラン・雇用形態となっています。一方常用型派遣の場合には、派遣された企業から契約打ち切りされてしまう可能性があり、その場合にはその時点で契約終了となり同じ企業で継続してキャリアを築き上げていくことはできません。

常用型派遣の正しい定義は?無期雇用派遣とは違う?

常用型派遣について少しでも知る機会のあった方は、「無期雇用派遣」という言葉についても聞いたことがあるのではないでしょうか。今後常用型派遣で勤務する予定のある方は、常用型派遣の正しい理解とともに「無期雇用派遣」についても正しく知っておく必要があります。

「無期雇用派遣」とは、2015年の派遣法改正に伴って誕生した比較的新しい働き方です。先に触れたとおり、「派遣は同じ勤務先で3年間しか勤務できない」というルールを大きく変え、「長期雇用をしている派遣社員に関しては正社員として雇用するべきである」という考えに基づいています。

登録型派遣でも、常用型派遣でも3年間というリミットは共通ですが、「無期雇用派遣」の場合は例外として3年間というリミットなしに派遣先で働けるところがポイントです。「無期雇用派遣」は常用型派遣の一種であり、不安定なイメージの強い派遣という中でもより安定性を持った働き方と言えるでしょう。

常用型派遣で働くメリットとデメリット

これまで持ってきた派遣社員としての働き方に広がりがあると知り、少し前向きに検討する気持ちになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。次に常用型派遣で働く場合のメリットとデメリットについて解説しましょう。

常用型派遣で働くメリット

働く以上メリットは少しでも多いほうが良いですよね。具体的なメリットが何であるかご説明します。

1.派遣先が決まらない間も給与がもらえる

登録型派遣として勤務する場合、契約期間を満了し次の派遣先が決定するまでの間、勤務しない空白の期間が生まれ、その期間は残念ながら給与は支払われません。一方常用型派遣の場合には、雇用契約をしているのは派遣会社なので、たとえ派遣先が決まらず勤務をしていない状況だとしても給与はもらえます。

2.ボーナス・昇給・交通費ももらえる

すべての企業でそうであるとは言い切れませんが、派遣会社によってはボーナスがもらえたり、昇給のチャンスがあったりという好条件が魅力的です。場合によっては福利厚生の一環として交通費支給や住宅費手当がある場合もあります。

3.無職になることはない

常用型派遣の場合、契約をしているのは派遣会社なので、たとえ派遣先での契約が満了しても派遣会社の正社員であることは何ら変わりません。またその間先に説明したとおり給与をもらうこともできます。

常用型派遣で働くデメリット

常用型派遣で働くメリットがたくさんある中、残念なことにデメリットも存在します。具体的にどのようなデメリットなのか確認してみましょう。

1.派遣のわりに自由度は低い

派遣社員として働くことの魅力に、働き方に自由があると思われている方も多いのではないでしょうか。実際登録型派遣で働く場合には勤務地や業務の内容も選ぶことができるのであながち間違いではありません。しかし、常用型派遣の場合はこの限りではありません。派遣会社が指示した勤務地で任された業務を遂行するのが常用型派遣の役割なので、転居を伴う派遣先である場合もあります。

2.そもそもなかなか採用されない

登録型派遣の場合には、派遣会社のウェブサイトなどを通じて登録をすれば比較的容易に仕事が見つかりますが、常用型派遣の場合はそのように簡単にはいきません。常用型派遣の場合、派遣会社の正社員として採用されるための書類選考や面接、場合によっては筆記試験なども実施されます。また派遣会社にとっては目玉の人材として派遣先に赴くことになるので、学歴や経歴、人間性や誠実さなど幅広い分野で審査をされます。

あえて常用型派遣で働くと良いのはどんな時?

常用型派遣の定義や働き方、そしてそのメリット・デメリットの両方が確認できた上で、この働き方にこそメリットがあるという方もいます。

  • オールマイティなスキルを身に着けたい
  • 転職活動を伴わずに短期間で職場を変えていきたい
  • いずれは希望する企業の正社員になりたい

このような希望がある方にとって、常用型派遣はチャンスの多い働き方とも言えるでしょう。

常用型派遣から正社員を目指すにはどうしたら良い?

「いずれは派遣会社の正社員として働くのではなく、一般的な正社員として雇用されたい!」とお考えの方には2通りの方法があります。

スキルを磨いて転職活動

常用型派遣として派遣された先で培った経験やスキルをもとに、希望している業界・職種に転職するのも方法のひとつです。

派遣された企業に正社員として切り替えてもらう

常用型派遣として勤務した派遣先で実力が認められれば、正社員として迎えられるチャンスも大いにあります。勤務態度や人間性もふくめ判断されますが、もっとも近道といえるでしょう。

まとめ

「派遣で働いている…」という言葉だけだと不安定な就労状況にあるイメージを持たれてしまいがちですが、その中でも「常用型派遣」ならば別次元でスキルを磨いてさらなる飛躍に結び付けられる働き方なのであるということがおわかりいただけたことでしょう。まずは常用型派遣として求人募集している企業を探してみてくださいね!