履歴書や職歴にアルバイト歴を書いても大丈夫!正しい書き方まとめ【フリーターの転職活動】

履歴書や職歴にアルバイト歴を書いても大丈夫!正しい書き方まとめ【フリーターの転職活動】のイメージ

フリーターやアルバイトから正社員を目指す場合、履歴書や職務経歴書に何を書けば良いか迷ってしまう人がいるかもしれませんね。特に職歴の部分で、アルバイトの経験を書いても良いのだろうか?どこからどこまでを書けば良いのだろう?と疑問に思っている人も多いでしょう。

今回は、フリーター・アルバイトから正社員を目指す場合の履歴書。職務経歴書の書き方について詳しくご紹介していきます。

転職に必要なのは客観性です。

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この記事のもくじ

履歴書や職歴にアルバイト歴を書いても良い?

まず、履歴書や職務経歴書にアルバイトの経験を書いてもよいのでしょうか?
その答えはYESです。

特に長期のアルバイトを経験した場合には、記載するべきでしょう。特に次の2つに当てはまる場合は職歴として記載します。

  • 学校卒業後にアルバイトとして働いていた
  • 新卒で入社した会社を辞め、長期間アルバイトとして働いていた
  • アルバイトや派遣社員の募集に応募する場合

アルバイトとして長期間働いていた場合、経歴書に記入した方がよいでしょう。ここで記載をしないと、学校を卒業してから長い空白期間があるように見えてしまいます。そうなると採用担当者は「この期間は何をしていたのだろう?」と疑問を持つことになるでしょう。マイナスポイントになる危険性もあるので、情報を正確に伝えるために、アルバイト歴はあらかじめ記載しておきます。

また、反対に正社員としての応募で、アルバイト歴を記載しない方が良いケースもあります。

  • 新卒での就職活動
  • 正社員から正社員への転職活動

基本的に、大学時代のアルバイト経験は履歴書に記載する必要はありません。学校卒業後も就職活動を継続し、アルバイトをしながら就職活動をしていたなど、空白期間が生まれないように記載する方が良い場合もあります。

また、正社員から正社員に転職の場合も、正社員として経験してきた職歴を記載します。基本的には、正社員・自営業の経験を記載するようにしましょう。

正しいアルバイト歴の書き方例

履歴書へのアルバイト歴の書き方にルールはあるのでしょうか?職歴の書き方は、アルバイトも正社員もほとんど同じです。

(1)記載する欄の1行目中央に「職歴」と書く
(2)平成00年0月 会社の正式な名前+入社(アルバイト)
(3)平成00年0月 会社の正式な名前+退社(アルバイト)

注意したいのが、「アルバイト・派遣・正社員のいずれの働き方をしていたのか」がわかるようにすることです。書き方に決まりはありませんが、「(アルバイト)」「アルバイトとして勤務」と付け加えるのが良いでしょう。

それでは、具体的な記入例を紹介していきます。

複数のアルバイト先で勤務していた場合

例えば3年間で10社のアルバイトをしていた場合、アルバイト歴を1つにまとめて記載しても良いでしょう。短期アルバイトなど履歴書に書きにくいアルバイト歴もまとめてすっきりと見せることができます。

平成00年0月 短期アルバイトとして10社で勤務
       主に飲食、サービス業等で接客の担当者として従事
平成00年0月 現在に至る

この書き方のメリットとしては、職歴がいくつあってもシンプルにわかりやすく書けることです。また、デメリットとしてはひとつひとつのアルバイト経験から得られたことがわかりにくいことが挙げられます。

長期アルバイトの経験をアピールしたい場合

アルバイト歴の中で、特にアピールしたい経験がある場合はその部分をピックアップしてアピールするのも良いでしょう。

平成00年0月 会社の正式な名前+入社(アルバイト)
       営業アシスタントとして〇〇のセールスに従事
平成00年0月 一身上の都合により退社
平成00年0月 短期アルバイトとして5社で勤務
       主に飲食、サービス業等で接客の担当者として従事
平成00年0月 現在に至る

この書き方のメリットとしては、長期アルバイトでの経験をしっかりとアピールできること、短期アルバイトはまとめて記載できることでしょう。短期アルバイトはアピール要素が少ないことからなかなか書きにくいという人の多いと思いますので、参考にしてみてください。

職歴ゼロだからアルバイト歴を書いておきたいんだけど…

職歴がない場合、履歴書がスカスカになってしまい焦ってしまうかもしれません。しかし闇雲にアルバイト歴を記載すれば良いというものでもありません。特に短期のアルバイトを繰り返してきた場合、なぜ短期で辞めてしまったか理由を聞かれることもあるでしょう。「人間関係が悪くて」「仕事が合わなくて」とマイナスの受け答えをするのはNGです。「続けたかったのですが家庭の事情で」など納得してもらえる理由を答えられるようにしましょう。

また、短期アルバイトであっても、経験してきたことが応募しようとしている企業で活かせるのであれば、アピールするようにしましょう。経験者としてプラスの印象を持ってもらえるかもしれません。

採用担当者は、「長く働いてくれそうか」という点もチェックしています。せっかく採用したのに、すぐに辞められてしまってはお互いに不幸だからです。その際、ひとつの基準となるのが、これまでの職歴でどのくらいひとつの職場で働いていたかということです。フルタイムで働いた経験や長期間アルバイトをした経験もアピールポイントとなり得ます。

アルバイト歴を上手に活用して自己アピールに繋げる方法

アルバイトで得たスキルや経験を応募企業で活かせるような場合には、職歴の欄はもちろん自由記載欄などに記載してみましょう。

採用担当者は、これまでの経験やスキルはもちろん、その経験を企業内でどのように活かしてくれるのかを知りたいと思っています。「これまでどんな業務をしてきたのか」が明確になることで、「こんな仕事をしてもらいたい」という判断材料になります。「アルバイトを通してこういう業務ができるようになりました」ということが直接的なアピールになるのです。

職歴にも履歴書にも関連性のないアルバイト歴は不要

応募企業の職種、業務内容と関係のない短期バイトは、わざわざ書かなくてもよいでしょう。上で紹介したように、他の短期アルバイトとまとめて記載すれば十分です。

面接の際に「短期でバイトをした経験は?」と聞かれる可能性があるので、正確な情報を伝えられるよう準備だけはしておきましょう。

もし就職、アルバイトができなかった空白期間があれば、その理由もきちんと記載するようにします。家庭の事情、健康上の理由など書きにくい内容かもしれませんが、履歴書は公式な文書になるので偽りのない内容を記載しなければいけません。採用された後の働き方にも影響があるため、きちんと記載しましょう。

アルバイトもすべて「入社」と書いて大丈夫?

一般的な会社でのアルバイトであれば、「入社」と記載して問題ありません。ただし、病院・学校・役所などでのアルバイトの場合は、「入職」と表現します。なぜなら、そういった組織で働く人のことを「職員」と呼ぶからです。ただ、アルバイトの場合は正式な職員ではないので、「勤務」と記載するのが無難でしょう。同じように銀行の場合は、働く人のことを行員と呼ぶため、「入行」となります。勤め先の組織形態によって適切な表現方法が変わるということは理解しておきましょう。

また「入社」とだけ記載すると、正社員との区別がつきづらくなるので、「入社(アルバイト)」などと付け加えておくとより分かりやすくて良いでしょう。

大学卒業後のアルバイト歴はその理由も一緒に

就職先が決まらず、大学卒業後にアルバイトをしているという人もいると思います。アルバイトの職歴だけを見ると、担当者によっては「なぜ正社員ではなくアルバイトで働いているのか」という疑問を持つ人もいます。そういった場合は、理由を伝える必要があります。

例えば、資格取得のためアルバイトをしながら勉強している、希望の業界でアルバイトをして実務の経験を積んでいる、職業訓練校でスキル取得を目指していて空き時間にアルバイトをしている、などのように目的をもってアルバイトをしているということを伝えることがポイントです。さらに、その経験から何を得たか、その経験をこれからどう活かせるかも話せると、担当者側は採用イメージが付きやすくなると思います。

正社員経験がある場合、アルバイト歴は必要?

正社員経験があり、退職後すぐの転職活動であればあえて書く必要はありません。短期間のアルバイト経験に関しては、担当者からしてもそこまで重要な要素ではないからです。ただし、退職後3か月以上経っても就職先が決まらない場合、空白期間が長くなるため、面接で聞かれる可能性が高くなります。聞かれたときに事実を伝えれば問題ありません。質問されなければ、自分から申告する必要はありません。

当たり前のことですが、間違ってもアルバイトをしていることを隠したり、アルバイトをしていないのにしているというような嘘をつくことはしないようにしてください。アルバイトで社会保険に加入している場合など、入社時の手続きで前の勤務先が分かってしまうこともあり、事前に聞いていた内容と異なる場合は経歴詐称になってしまうこともあるので注意しておきましょう。

アルバイト歴を書きづらい場合は、自己PR欄の活用を

アルバイト経験と応募先の業態などが一致しない場合もあると思います。その場合は、職務経歴書には経歴だけを記載し、自己PR欄や志望動機を充実させるようにしましょう。

自己PR欄では、アルバイト経験や実績を元に自分がどう活躍できるかをアピールすることができます。それ以外にも、学校で学んだことや資格取得に向けて取り組んだ経験なども含めて、応募先に対して自分がどう貢献できるかを伝えることができます。これまでの経験すべてを棚卸し、あなたのアピールポイントを明確にし、自信をもって伝えられるようにしましょう。その際、応募先の企業がどんな人を求めているのか、どんなスキルが必要とされているのかも必ずチェックして考えるようにしましょう。採用されるか否かは、求める人物像に当てはまるか否かがとても重要なポイントだということは頭にとどめておいてくださいね。

アルバイト歴を書くべきか迷ったら

人によってはさまざまなアルバイト経験があり、何をどう書けばいいか分からないという人もいるかもしれません。思い悩んだ時には自分で判断せず、転職エージェントに相談してみるのが良いでしょう。

あなたのアルバイト経験について掘り下げて理解を深めた上で、あなたが今後志望する業界などの情報と照らし合わせて、何をどう伝えるのが一番効果的かをアドバイスしてくれるからです。自分では気付いていなかったアピールポイントの発見につながることもあるようなので、悩んでいる人は転職エージェントに登録して相談してみると道が拓けるかもしれませんね。

まとめ

フリーター、アルバイトから正社員を目指す際の履歴書の書き方についてご紹介してきました。正社員であれアルバイトであれ、「仕事」を通して得られた経験やスキルはあなたのアピールポイントになります。しっかりと記載して入社してからどんな活躍ができるのかを語れるように準備しておきましょう。