本当に正しい履歴書の書き方【20代:初めての転職を成功させる方法】

(最終更新日:2019/4/26)

本当に正しい履歴書の書き方【20代:初めての転職を成功させる方法】のイメージ

就職活動の際に必要となるのが「履歴書」。
企業へいちばん最初にアプローチすることとなる、重要な書類です。履歴書を見て応募者の意欲や人柄を判断する担当者がいるくらい、企業側も重要視しています。

新卒での就職活動や学生時代のアルバイトのために、履歴書を書いたことがある人が多いとは思いますが、ルールや書くべきポイントをきちんと理解できていますか?履歴書の書き方・ルールをおさらいして、魅力的な履歴書を書きましょう。

この記事のもくじ

正社員への第一歩は、転職相談から

既卒、フリーターへの就職支援は、ニーズの高まりとともに専門の就職支援会社も増えています。独自のノウハウを持ち、無料とは思えないほどのサポートを受けられるのも大きなメリット。転職活動成功への最短ルートと言っても過言ではありません。

履歴書で本当に見られているポイントはどこ?

「たった1枚の紙でわたしの何が分かるの?」
就職活動がうまくいかない時など、ついついそう思ってしまうことがあるかもしれません。

けれど、履歴書の限られた情報から、採用担当者はあなたの熱意や適性を読み取ろうとします。写真や文字、書き方、内容などが、あなたの意欲の高さを判定する判断材料となっているのです。

企業とのいちばん最初のコンタクトであることを忘れないこと。
これこそ、正しい「履歴書」を書く最大のポイントです。

履歴書の本来の役割は…

履歴書の役割は、「職業人としてのあなたを伝えること」。どんな経歴やスキルを持っていて、なぜその企業を志望しているのかということを企業側に伝えるためのツールです。

企業には、多くの求職者から応募があります。応募者全員とは面接ができないため、活用されるのが「履歴書」なのです。履歴書はあなたのことを全く知らない人に、「どんな職業人なのか」を伝えてくれます。

その時に、採用担当者が「一緒に働きたい」「直接会ってどんな人なのか話してみたい」と思ってくれたら大成功です。あなたの職業人としての魅力を存分に表現しましょう。

20代が得をする履歴書のフォーマット

履歴書を書く時に、意外と困るのが履歴書のフォーマット。
さまざまなフォーマットが用意されているので、迷ってしまう人も多いでしょう。

自分のキャリアにあったフォーマットを選ぶのが良いですが、20代の転職でおすすめなのは「一般用」の履歴書です。

自己PRの項目が多く書けるようになっているため、社会人経験の少ない人や、職歴でアピールできる項目が少ない人にはぜひ利用していただきたいフォーマットになっています。履歴書の余白が多くなってしまうともったいないので、自分にあったフォーマットを選ぶことが大切です。

【項目ごとまとめ】履歴書の正しい記載ルール

いよいよ履歴書を書いていきましょう。
履歴書を書く際には、守るべきルールがあります。自信をもって履歴書を企業に送れるように、ポイントをチェックしていきましょう。

まず、大前提として守るべきルールです。

  • 黒のペン、またはボールペンを使って記入する
  • 書き間違えたら新しい用紙に書き直す。(修正ペン・テープは使用しない)
  • 読みやすく丁寧な字で記入する
  • すべての項目を記入する
  • 提出する前に、誤字・脱字のチェックをする

基本的なルールですが、転職活動で何社へも履歴書を送る場面になるとついつい忘れがちになってしまうもの。履歴書を受け取る採用担当者は、履歴書を通してはじめてあなたを知ります。基本を押さえて魅力的な履歴書をつくりましょう。

学歴欄の書き方・ルール

  • 一般的には「元号表記」を使いますが、統一されていれば西暦でも構いません
  • 学歴の一行目(中央)に「学歴」と記入する
  • 義務教育は「卒業年次」のみ記入する
  • 高校以降の学歴は「入学年次」「卒業年次」の両方を記入する
  • 高校名は省略せずに記入する(記入例:○○高校⇒▲▲県立○○高等学校◆◆科)
  • 大学/専門学校は学部、学科、専攻まで記入する ※○○大学⇒私立○○大学▲▲学部◇◇学科☆☆専攻

もし、大学の卒論のテーマが応募企業の業種・職種に関連する場合は記載するのがおすすめです。1年以上の留学経験がある場合は、学歴欄に「時期、期間、国、学校名」を記載しましょう。短期留学の場合は記載不要です。自由記述欄に記入して語学力などをアピールしましょう

また、受験浪人期間の記入は不要です。浪人、休学、留年、中退は書き方に注意が必要です。マイナスポイントとならないように履歴書に理由を記載するのがいいでしょう

[参考記事]
作りやすくて伝わる履歴書・職務経歴書テンプレート4選【ダウンロード無料】 | キャリモワ

職歴欄の書き方・ルール

  • 学歴の項目から一行空け、職歴の一行目(中央)に「職歴」と記入する
  • 在籍していた会社すべての入社・退社年月を記入する
  • 職種や部署、簡単な業務内容を記入する
     →昇進や異動があった場合は、異動部署名・異動年月も記入する
  • 正社員以外の雇用の場合は、雇用形態を記入する
  • 退職理由は「一身上の都合により退職」と記入するのが一般的
  • 最終行に「現在に至る」と記入する
  • 右下に「以上」と記入する

まず、社名は(株)ではなく株式会社と記入しましょう。短期間しか勤務していない場合も正確に記入してください。退職理由がリストラなど会社都合の場合は「会社都合により退職」「会社業績不振による希望退職」と記入すると良いです。もし、在籍した会社の社名が変更した場合は「○○株式会社(旧・△△株式会社)」と補足をするようにしてください。

資格欄の書き方・ルール

  • 免許や資格は取得順で記入する
  • 業務に関係のない免許・資格は記入しない
  • 業務に関係がなくても、取得難易度の高い資格は記載してもOK
  • 取得に向けて勉強中の資格は記載する
  • レベルの低い資格はわざわざ記入しない

当然といえば当然ですが、業務に関係のないものはアピールの材料として機能しません。採用担当者に「会社のことや職種のことを理解できていない?」「ただの資格マニア?」とマイナスイメージを与えてしまう可能性もあるため、あまり詰め込むことを重視しすぎないように注意してください。

ただ、業務に関係のある資格であれば、採用担当者に「高い目標に向かって努力できる人」「自分を高める意欲のある人」とプラスの印象を与えることはできるでしょう。「○○取得に向けて勉強中」と記載。取得が確実であれば「○月に取得予定」と記載してもOKです。

【記載した方が良い資格レベル】

英検:準2級以上なら記載する
TOEIC:600点以上なら記載する※2~3年以内に取得したスコアであること
簿記:3級以上なら記載する※経理職志望の場合は2級以上

自己PRの正しい書き方・ルール

自己PRについては、募集職種の仕事内容に対して経験・能力がどのように活かせるのかを記入することが何より大切です。応募企業・募集職種ごとに違う切り口の自己PRを用意するのがおすすめです。

職務経歴欄などに書ききれなかったことや資格取得などどのような努力をしているのかなど、具体的に伝えましょう。実務スキル・即戦力となりうることがあれば最大限アピールしてください。きっと、熱意が伝われば選考通過率も上昇してくはずです。

趣味、特技の正しい書き方・ルール

過度な期待は禁物ですが、趣味や特技欄に書いたことがきっかけとなり、面接が盛り上がることもあります。マニアックすぎる趣味は書かず、面接官に好印象を与える効果的な書き方をしていきましょう。

大切なのは、採用担当者が理解できる具体的な書き方をすること。
食品関連の企業を志望している場合、「食べ歩き」や「料理」がアピール素材になることもありますし、出版系の企業であれば「読書」、マスコミ関連の企業であれば「映画鑑賞」など仕事に活かせそうな趣味を記入するといいかもしれません

友人に理解を得難い趣味は、採用担当者にとってもわかりにくいかもしれません。「おもしろい趣味」と理解してもらえればいいですが、「変わり者だ」とマイナスのイメージを持たれてしまう可能性があるので気をつけましょう

採用担当者が履歴書を実際に見る時間はわずか

熱意たっぷりに、頑張って書いた履歴書ですが、採用担当者が目を通す時間はほんのわずか。企業の人事担当者は、時期によっては1日に100通近い履歴書を見ています。

そんな中で、面接にたどり着くためには「本気で転職したい」という熱意が伝わる履歴書を提出しなければいけません。

記載事項の空白が多かったり、明らかに他の企業に送った履歴書の使い回しだと分かったりすると、希望度が低いのかな・・・と思われてしまう可能性があります。

履歴書は、転職したい企業に向けたプレゼン資料とも言えるので、「こんなに働きたい気持ちがある」「わたしを採用したらこんなメリットがある」というアピールをしっかりとしましょう。企業が求めているものをしっかりと分析して、短い時間でも熱意が伝わる履歴書をつくりましょう。

在職しながら作成する履歴書を作成する時の注意点は

仕事をしながら転職活動をする人も多いと思います。在職中ならではの書き方、よくある質問や注意点をまとめたので確認しておきましょう。

就業状況の書き方

履歴書の職歴欄に就業状況を記入する際は、「記入時点」の状況を正直に書く必要があり、2種類の書き方があります。履歴書の職歴欄に会社名のみを記載する場合は、会社名の横に「在職中」または「現在に至る」と記載します。会社名に加えて職務内容を書く場合は改行して記載し、在職中である旨を添えましょう。いずれの場合も最後は「以上」で締めくくります。

現職以前に退職した会社がある場合

退職した年月と退職理由を記載しましょう。詳細な理由を書く必要はなく、「一身上の都合により」や「契約期間満了のため」などと記載すれば問題ありません。会社名などは省略せず正式名称で記載することを忘れずに。

連絡時間や手段について

応募後はさまざまな理由で採用担当者から連絡が入る可能性があります。連絡がスムーズに取れるように、応答しやすい時間帯や希望する連絡手段と連絡先(電話番号やメールアドレスなど)を伝えておくのがポイントです。履歴書の本人希望欄や備考欄の一番下に端的にまとめて書き添えておきましょう。

勤務条件について

希望条件が多いとあまり印象が良くないので、基本的には「貴社の規定に従います」とします。ただし時短勤務を希望するなど勤務時間に制限がある場合は、選考の際にも考慮する必要がある部分なので本人希望欄に必ず記載するようにしましょう。給与などの必須ではない条件に関しては、面接で直接交渉するほうが良いでしょう。

有休消化期間の位置づけは?

有給休暇は在職している労働者が受けることのできる権利です。よって、有休消化中もその会社に在職していることになります。有休を消化し、雇用保険の契約満了日が退職日となります。有休消化期間中に履歴書を提出する場合は、職務経歴欄に在職中である旨とともに退職予定日を記載しておきましょう。

退職予定日について

現職で退職の意思を伝えておらず退職予定日が決まっていない場合は、無理に書く必要はありません。選考が進むと必ず確認されることなので、事前に就業規則の確認や引継ぎ期間など踏まえて目安時期を見積っておくことをおすすめします。

履歴書作成前に、活動プランをある程度立てておくこと


在職中に転職活動をする場合、仕事やプライベートの時間をやりくりして時間を捻出する必要があります。そのためにはまず、退職予定日などのゴールを定めてそこから逆算しておおまかなスケジュールを組んで進めることがポイントです。

例えば面接の場合は、応募先の採用スケジュールを確認すれば面接が入りそうな日程が見えてきます。そこに合わせて仕事を前倒しで進めておいたり協力体制を築いておくと、面接の日程調整がスムーズに進められるでしょう。月末や月初など業務が立て込む時期なども考慮しておく必要もあるかもしれませんね。

志望度の高い企業の場合は、事前準備をしっかりしてから臨みたいという人もいるでしょう。その場合は、有給休暇を活用する方法もあります。転職活動を開始する前に残日数を確認しておきましょう。有休を使えば、遠方の面接に対応できたり、1日に複数社の面接を集中させることもできるので、現職に迷惑が掛からない程度に調整して活用してみるのがいいと思います。

履歴書でよくあるQ&A


履歴書には、他にも記載すべき項目がいくつもあります。
それらの書き方について、よくある質問とともにご紹介します。

履歴書は手書きで書くの?パソコンでもいいの?

原則、どちらでおこなっても問題はありません。
作成方法が指定されている場合は、その方法に従いましょう。

履歴書に住所はどのように書くの?

省略せずに正確に書きましょう。
番地も、ハイフンではなく「○丁目○番地○号」と記載します。
履歴書に記入した苗字と住んでいる住所の苗字が異なる場合は「〇〇方」と書かれている部分に、住所の表札に書かれている苗字を記入しましょう。
住所変更があった場合は、採用担当者に電話で一報をいれたあと、メールで正確な住所を知らせるのがよいでしょう。

履歴書にメールアドレスは書くべき?

メールアドレスを記入する項目があれば、連絡がとりやすいメールアドレスを記入しましょう。企業側との連絡手段がいくつかあった方が、連絡がとりやすくなるので、特別な事情がなければ記入しておくのがいいでしょう。

メールアドレスはフリーメールでも、携帯のキャリアメールアドレスでも問題ありません。
ただし、携帯のアドレスはパソコンからのメールの受信を拒否している場合もあるため、受信設定を確認してから記入するようにしましょう。

また、メールアドレスが幼稚な内容となっていないかもチェックしましょう。フリーメールアドレスなら簡単に作れるので、名前と数字を組み合わせたようなアドレスを発行して使うのがいいかもしれません。

履歴書の職歴欄にアルバイト歴を書いてもいいの?

長期のアルバイト歴については記入するのがよいでしょう。
学校を卒業後にアルバイトとして働いていた、企業を退職してしばらくアルバイトをしていたなどの場合は、職歴として記入すべきです。

数日から数週間のアルバイト、学生時代のアルバイトなどは記入しなくても問題ありません。わざわざ採用担当者に伝えるまでもない情報については極力削って、読みやすい履歴書をつくるのがよいでしょう。

アルバイトを通して得たスキルもアピールポイントとなります。職歴欄・自由記入欄を活用して記入しましょう。

履歴書の賞罰には何を書けばいいの?

これまでの受賞歴や前科を記入する欄です。
特に記入することがなければ「なし」と記入します。

受賞歴を記入する場合は「受賞年月・賞の正式名称」を記載します。
アピール材料となるような知名度の高い受賞歴を記入するのが望ましいでしょう。

前科としては、一般的に刑事事件における有罪判決を記載します。少年時代の非行、不起訴となった事件については記載する必要はありません。

前科について、企業から求められたら申告の義務が発生しますが、求められていない場合は申告をしてもしなくても自由です。
企業から求められた際に虚偽の申告をおこなった場合は採用取り消しになる可能性もあるので注意しましょう。

履歴書への自動車運転免許の書き方は?

運転免許の種類を、「資格・免許」の欄に記入しましょう。

運転免許には、一般的な運転をするのに必要な「一種」と、バスやタクシーなどの運転に必要な「二種」の2つの種類があります。それぞれの表記の仕方は次の通りです。
オートマ限定の場合は、「普通自動車運転免許(AT限定)」と記入しましょう。

【一種運転免許】
  • 大型自動車免許
  • 中型自動車免許
  • 普通自動車免許
  • 大型特殊自動車免許
  • 大型自動二輪車免許
  • 普通自動二輪車免許
  • 小型自動二輪車免許
  • 原動機付自転車免許
  • 牽(けん)引免許
【二種運転免許】
  • 大型自動車第二種免許
  • 中型自動車第二種免許
  • 普通自動車第二種免許
  • 大型特殊自動車第二種免許
  • 牽(けん)引第二種免許

履歴書の本人希望欄は何を書けばいいの?

企業に対する希望を記入する欄です。
特に記載する内容がなければ「貴社規定でお願いいたします」と書けば問題ありません。

例えば年収・勤務地・勤務時間などの希望する条件を書く欄ではありますが、印象が下がるような書き方は避けた方がよいでしょう。
わざわざ履歴書に記入をしなくても、面接や内定交渉の際に採用担当者とコミュニケーションをとりながら伝えることができます。そういった場面を活用して、細かなニュアンスも含めて伝えるのがよいでしょう。

また、もし転職エージェントを利用しているのであれば、担当アドバイザーを通して伝えてもらうことができます。採用担当者に伝えにくいことも、あなたに不利にならないように伝えてくれるので、そういったサービスを利用するのもおすすめです。

退職日が決まっている。どう伝えたら?

中途採用は人員補填や事業拡大に伴う増員などの場合が多く、企業側が入社希望時期を指定していることもあります。採否への影響は少ないですが、退職予定日や入社可能日が決まっている場合は職歴欄か本人希望欄に記載しておきましょう。事前に入社可能日を把握できていれば企業側の準備もしやすいため、スムーズに入社することができるでしょう。

職歴が多くて全部入らない。省略しても良い?

履歴書は、あなたを職業人として判断するための大切な書類です。そのため、ここに記載する内容には嘘偽りがあってはなりません。省略していたことが入社後に分かった場合、あなたへの信頼が失われるだけでなく、経歴詐称で解雇される可能性もあるので注意しましょう。

職歴が多くて書ききれない場合は、フォーマットを変更したり、学歴を高校卒業から記載するなどの調整をしてみましょう。それでも難しい場合は、できる限りの職歴を書いた上で「詳細は職務経歴書に記入」として、書ききれなかった部分は職務経歴書に記載するようにしましょう。

また派遣社員の場合、派遣元企業が2社以上で派遣先企業が3社以上あるということもあると思います。その場合は、「株式会社●●に派遣社員として登録(派遣先:株式会社××、株式会社▲▲)」というように派遣元の会社と派遣先の会社の情報をまとめて記載しましょう。派遣就業経験が多く職歴欄に書ききれない場合は、職務経歴書にすべての情報を書くことも可能です。

採用担当者は、忙しい時間の合間を縫って履歴書を確認しています。履歴書を書く際には、できるだけ短い時間であなたのことを正しく理解してもらえるように努めましょう。

たった1ヶ月で退職…。これも職歴に入れる必要はある?

人によっては、試用期間中に合わないと判断して退職したという経験がある人もいるかもしれません。もし勤務期間が1か月だったとしても、勤務していたことは事実なので職歴に記載する必要があります。1日でも勤務した場合は、省略せず職歴に書くようにしましょう。

まとめ

数々の履歴書を目にしている採用担当者は、あなたの履歴書から多くのことを読み取ります。書類を見てルールが守られているかは一目瞭然です。

履歴書だけで合否が決まるわけではありませんが、「会ってみたい」「いっしょに働いてみたい」と思わせる履歴書でないと、次の試験に進むことができません。
履歴書の書き方・ルールをしっかりと確認して、魅力的な書類を提出するようにしましょう。