会社を辞めると何が変わる?スムーズに辞めるには?

(最終更新日:2018/11/5)

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「もうこんな会社辞めてやる!」なんて短気は損気ですが、自分のキャリアを考えたとき、もしくは健康状態を鑑みたときに、退職することがベストな選択であると感じたときにはそれもひとつの方法です。いざ会社をやめるとなると、実は想像以上にさまざまな準備が必要になり、また辞める際には気をつけないといけない注意点もあります。この記事では、スムーズに仕事をやめて、次のステップに踏み出すために知っておきたいポイントをご紹介します。

正社員への第一歩は、転職相談から

既卒、フリーターへの就職支援は、ニーズの高まりとともに専門の就職支援会社も増えています。独自のノウハウを持ち、無料とは思えないほどのサポートを受けられるのも大きなメリット。転職活動成功への最短ルートと言っても過言ではありません。

会社を辞めると変わること

まずは、会社をやめることで自分の身の回りで変化することについてご紹介します。

1.無職になる

会社を辞めれば、当然のことながら無職になります。無職になるということは、これまで定期的に振り込まれていた給与もストップします。収入源がなくなるのです。転職活動をすでに終えていて、転職先に入社するまでの期間であれば、貯金でカバーするなり、節制するなりしてどうにか生活していくことができるでしょう。しかし、次の仕事が決まっていない場合には、あてもなく無職期間を過ごすことになります。

2.社会的信用を失う

もし1.の無職の状態が長く続くようだと、当然ながら安定した収入を得ることができていない人物として社会は判断せざるを得ません。クレジットカー
ドの入会、銀行での融資をはじめとして社会的信用をもとになりたっているサービスは受けにくくなってしまいます。

3.まっさらな状態でリスタートできる

会社を辞めることは、決してネガティブなことではありません。当然ながら、これまで無心で働いていた状態の人にとっては、そのような状況から解放されることになるので一度まっさらな状態で自分のキャリアや人生について考え直す良いチャンスにもなります。これを機に、自分にとって大切な物事は何であるかを考え直し、人生そのものが良い方向に向かって行く人もいらっしゃいます。

会社を辞めるのに必要な手順、手続き

どのような事情で会社を辞める決心をしたとしても、一社会人として退職に必要な手続きは最後まできちんと行わなくてはなりません。昔から、「立つ鳥跡を濁さず」という言葉があります。どれだけこれまで会社に貢献してきていても、去り際に常識を疑うような大きな粗相をしてしまっては、「あの人は常識を欠いた社員だった」という印象で塗り替えられてしまいます。それでは早速、必要な手順・手続きを解説しましょう。

1.最適なタイミング

円滑に退職するためには、まず適切なタイミングを掴むことが欠かせません。
すでに次に働く内定先が決まっている方は、退職の時期が延びて次の職場に迷惑がかからないように逆算して退職希望を願い出ましょう。

まだ次の職場が決まっていない方、もしくは一度退職してからじっくりと就職活動をしたいとお考えの方は、自分、そして引き継ぎのタイミングなどで決めればいいのである意味いつでも良いでしょう。退職を申し出てから1~2ヶ月後に退職するのが一般的です。

ただし、ボーナスや有給の時期を考えて、それらを享受してから辞められるようにタイミングを掴むのも大切です。自分が損しないためにも、忘れずに頭に入れておきましょう。

2.退職交渉を行う

あなたが優秀な社員であったのであればあるほど、会社はあなたを引き止めるでしょう。「あなたが退職してしまったら、プロジェクトが滞ってしまう。」「あなたの代わりの人材を探すなんて無理だ」といった褒め殺しはもちろんのこと、「こんな会社が大変な時期に退職を願いできるなんて無責任だ!」「この会社への恩というものはないのか!?」といった言い方をされるかもしれません。しかし、自分の意志が固まっているのであれば、そのような発言に左右される必要はありません。

次に勤務する企業が決まっている場合には、勤務開始日に間に合うように退職日を提示しましょう。優先すべきは次の職場であって、語気が強いからと言って現職の言うことを聞く必要がありません。「次の勤務開始日まで○○日ありますので、その日までしっかりと引き継ぎをします。」という誠意を見せた上で退職日については強く主張しましょう。

3.退職願・退職届の提出

無事退職交渉が済んだら、いよいよ書面の提出に移ります。退職願を出すべきか、退職届を出すべきかについては直属の上司に聞いてみると良いでしょう。就業規則で雛形が用意されている場合にはその雛形に沿って作成します。そうでない場合には、社会人としてのマナーを守り、手書き・縦書きで用意すると無難です。

4.引き継ぎ

無事退職願・退職届が受理されたら、ついに引き継ぎを始めます。あなたが退職して業務を離れた後に担当する人が困ることのないように、できるだけ出勤している間にきちんと引き継ぎを終えましょう。引き継ぎのポイントとしては、「誰にでもわかりやすく」「何度でも見返せる」内容で引き継ぎを行うことです。引き継ぎの方法については次の項目でもご説明しますので、ぜひ最後まで読んでください。

5.挨拶

言うまでもないことですが、退職の際にきちんと挨拶をして去ることは社会人、として以前に人間としての常識です。たとえ何か人間関係のトラブルや業務でもめるようなことがあった職場だとしても、最後はきちんと良い印象を持って去ることが何よりも大切です。直属の上司や同僚、お世話になった部署の方々にはできるだけ直接御礼の挨拶をするようにし、地方のオフィスやサテライトにいて直接会えない方にはメールでこれまでの御礼を伝えましょう。ただし企業によっては、退職の挨拶に社員全員に向けた社内メールアドレス(To:All)を使用することを禁じている場合もあるので、事前によく確認しておきましょう。

嫌がられずに会社を辞める方法


これまで、自分の会社を辞めていく人たちにどのような印象を持ってきましたか?きちんと準備された引き継ぎを経て、丁寧に挨拶を済ませて去っていった同僚には当然ポジティブな印象を、そして逃げ去るように辞めていった同僚にはネガティブな印象を持ってはいませんか。

会社を辞めることを決めたときに、「嫌な思い出ばかりの職場だから、適当に有給休暇消化日まで適当に引き継ぎをして、自分がいなくなった後に困ればいいんだ!」なんて思ってはいませんか?残念ながら、去り際の姿勢こそがあなたの「社会人としての器」です。退職した後に、「あの人、本当に嫌な人だったね」などと言われずに済むために気をつけるべきポイントは以下の通りです。

1.きちんとした引き継ぎ

これまで引き継ぎをしたことがなく、また受けたこともない方にとって「良い引き継ぎ」がどのようなものであるかイメージしにくいのではないでしょうか。引き継ぎをする際にすべきことをまとめました。

可視化してまとめる

口頭で引き継ぎをしてしまうと、どうしても聞き漏れや勘違いが生じます。引き継いだ社員が勘違いしたまま業務を進めてしまうリスクを避け、また退職した後に何度も以前の職場から問い合わせが来るようなことがないようにしましょう。
ポイントとしては、エクセルなどデータでまとめておくこと。そして、時間軸があるものについてはガントチャートなどにまとめておくと誰にでもわかりやすい引き継ぎ書になります。

引き継ぐ内容の一例をまとめる

それまで自分が担当してきた業務を引き継ぎのであれば、直近自分で作業したデータやファイルを例として渡してあげましょう。そうすることで、手本として見ながら作業することができます。

わからないときの対処法も伝える

引き継いだ業務の方法がわからないからといって、新しい職場に何度も連絡が来てしまっては元も子もありません。社内で他にわかる人間が誰なのか、まで伝えておくと自分にとっても安心な引き継ぎとなるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
退職すると決めて、転職活動をするか、それとも一旦ゆっくりとするかは個人の自由ですが、退職する企業に対して行わなければいけない内容は同一です。「もう退職するからどうでもいいや」という姿勢を持っているようでは今度のキャリアもお先真っ暗です。

会社における書面の用意は、堅苦しくて得意でないという方もいらっしゃるでしょう。何でもPC入力で済む時代に、わざわざ手書きをしなくてはいけないことに矛盾を感じる方もいるかと思います。しかし、きちんと所定のルールを守って行動できる、ということも社会人としてのスキルの一貫なので、滞りなく進めましょう。

引き継ぎは、今後業務を引き継ぐ人間のための業務のようにも思えますが、実は自分のこれまでしてきた業務の棚卸し、そして次の職場で専念するために大切になってくる業務でもあります。常に自分のこととして考えて進めた方が良いです。
しっかりとした手順の後、退職した先に素晴らしい未来があることをお祈りしております。