扶養家族って誰が含まれるもの?履歴書での正しい書き方って?

(最終更新日:2018/11/5)

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転職活動を始めて、履歴書を準備する中で、学生時代に書いた履歴書にはなかった「扶養家族の有無」という欄に何と書けばいいかと思いあぐねてはいませんか?誰でも一度は扶養家族であった経験があると思いますが、そのようなときにはあまり意識したことがないのが一般的です。しかし、いざ自分が働く立場になってみると「扶養家族の有無」がとても重要になりますので、よく知っておきましょう。この記事では、扶養家族に関する知っておきたいポイント、そして履歴書での記入方法を解説します。

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扶養家族とは、扶養に入っている家族のこと

そもそも、「扶養家族」がどのような人を指すかご存知でしょうか。
扶養家族とは、一家の中で主たる収入を得ている人に、生活面で経済的に頼っている人、もしくはその必要がある人のことを指します。企業にお勤めの方は、年末調整の際に「扶養控除」という言葉を目にしたことがあるのではないでしょうか。一定要件を満たす扶養家族がいれば、収入の税制上の特典を享受できます。

所得税法の扶養家族

一家の中に、控除対象扶養親族がいる場合、所得税から一定の金額の所得控除を受けることができます。この際、配偶者が対象になると考えている方が多くいらっしゃいますが、所得税法上における扶養家族には配偶者は含まれませんので注意しましょう。所得税法上、扶養家族と見なされるには、その年の12月31日時点で以下の要件を満たしている必要があります。

  • 配偶者以外の親族、もしくは都道府県知事から養育委託された児童(例:里子)や市区町村長から養護委託された老人
  • 納税者と同一の生計にあること(一緒に暮らしていなくてもOK)
  • 年間の所得金額の合計が38万円以下であること。(給与のみの場合には給与収入が103万円以下であること)
  • 青色申告者の事業に専従している者として、その年に一度も給与の支払いを受けていないこと、もしくは白色申告者の事業に専従していないこと

健康保険法上の扶養家族

健康保険上の扶養家族はどこまでを対象としているのでしょうか。以下の3点が条件となります。

  • 配偶者・子・孫・弟妹・父母などの直系親族である場合
  • 上記以外の、三親等内親族(義理の父母・兄姉など)で、一緒に暮らしている場合
  • 内縁の配偶者の父母、同居している連れ子(内縁の配偶者が死亡した後もOK)

これらの条件が当てはまる人は扶養親族の範囲となりますが、75歳以上だと加入することになる後期高齢者医療制度の被保険者である場合には扶養家族の範囲とはなりません。また、扶養家族となるには収入の限度額を厚生労働省が定めていますのでこちらも要注意です。

転職や就職で履歴書の扶養家族欄に書くのはどっち?


ここまで読んでみて、大まかに扶養親族・扶養家族というものの理解が深まってきたのではないかと思います。そこで本題に戻って、履歴書での扶養家族欄の書き方に話を進めましょう。

実家暮らしなど、自分以外が主な生計者の場合は…

実家暮らしをしている、もしくは自分以外で主たる生計を支える人物がいる環境に暮らしている場合、どのように書けば良いと思いますか?
誰かを扶養するためには、その対象となる人物の年間収入見込額が130万円未満である必要があると先に申し上げました。そういった条件の方をご自身の扶養に入れている方は、その人数を書き入れましょう。
一方、これまで自分が扶養されてきた立場で、今後収入増加が見込まれて扶養の対象から外れる場合には、扶養家族の人数は「0人」となります。

扶養人数がわからない!そんな時はどう確認する?

扶養人数の数え方で頭がこんがらがってきてしまった、という方もいらっしゃるでしょう。そのような方のために、以下の通りまとめましたのでご確認ください。

対象となる人物は、年間収入見込額が130万円未満で、かつこの中に当てはまることが条件です。

  • 扶養家族の人数に自分は含まないので自分以外
  • 夫婦共働きで、子どもが配偶者の扶養に入っている場合はその子ども
  • 75歳以上である(健康保険上は扶養から外れます)

扶養家族の有無、その人数が選考に影響することってある?

ご自分の状況に置き換えて考え場合、ご自身の扶養家族は何人になりましたか?未婚でかつ両親ともに元気で働いている方であれば、「0人」ということになると思いますが、すでにご結婚をされていて、配偶者の収入が条件に満たない方であれば当然該当者となりますので「1人」、さらにお子様がいらっしゃる場合にはその人数も増えます。

そこで気になるのが、「扶養人数が多いと採用に不利益が生じるのでは?」という心配でしょう。結論から言って、その心配は必要ありません。企業は、採用する人物が扶養する必要のある人数を知りたいだけなので、正直のありのままを書き入れましょう。その人数が経験則以上に多い場合には、何かしら質問をされる場合もあるかもしれませんが、おどおどせずに説明できれば十分です。

くれぐれも、家庭環境をよく見せたい、というような理由で虚偽の事実を書くことだけはやめましょう。履歴書に書かれた内容が虚偽であった場合には、せっかくの採用が取り消されてしまう場合もあります。

扶養家族がいない場合には空欄?

扶養家族の欄には「有・無(  )人」と書かれており、有無に丸をつけた上でその人数を書き入れるようなフォーマットである場合が多いですが、何も書かれていない場合にはどう記入すれば良いでしょうか。履歴書はできるだけ空欄のままの箇所がない状態で提出すべきなので、そのようなフォーマットの履歴書であった場合には、自筆で「有、○○人」、もしくは「無、0人」と書きましょう。

また、扶養家族に1人と書いてありそれが自分だった場合には「あ、この人は扶養家族というものが何かわかっていないのだな…」と呆れられてしまう場合もありますので、よく注意しましょう。いかなる条件下でも、ご自身は扶養家族の人数に含まれません。

まとめ

「扶養家族」という言葉は、これまでなんとなく幾度も耳にしてきたものであるにもかかわらず、その仕組や条件まで完璧に理解できているという人は少数です。日常生活の中で扶養家族の人数をとっさに答えるようなシチュエーションはありませんが、就職活動・転職活動中には紙面、口頭ともに聞かれる機会がありますので、予めその人数を確認しておきましょう。