はじめての転職エージェント。面談って何するの?正直に話して良い?

事前に自分のやりたいことや自分が理想とする働き方をはっきりさせておいた方が良いですが、難しければあやふやなままでも構いません。自分の思いを正直に遠慮なく話すことが、自分の思う通りの転職を成功させるための重要なポイントとなります。もちろん、社会人としての基本的なマナーを守る必要はありますが、ある程度はざっくばらんに話をするのは大丈夫。ぜひ無理のない等身大の自分の姿を伝えてみてください。

(最終更新日:2018/11/2)

はじめての転職エージェント。面談って何するの?正直に話して良い?のイメージ

転職を始めようと思い立って、まず相談してみようと思った相手は誰でしょうか。すでに転職していった職場の先輩や、身近な友人、両親、兄弟などさまざまな人が思い浮かんだのではないかと思います。親身に相談に乗ってくれる相談相手として、それらの人たちはとても心強いですが、やはり転職をするのであれば、その道のプロフェッショナルに力を借りるのが一番です。

「転職エージェント」と聞くと、少し仰々しく感じる方もいらっしゃるでしょう。これまで転職を経験していなければなかなか接する機会もなかった存在であるかとも思います。「本当に詳らかに話をしていいの?」「秘密厳守してくれるの?」「事前準備は必要?」そんな疑問を持つ方もきっと多いことでしょう。そこで、この記事では転職活動ビギナーの方に向けて、転職エージェントとの上手な付き合い方、相談の方法をご紹介します。

転職エージェントとの面談。実際の流れはどんな感じ?

ここでは、わかりやすくステップに沿って進めるべきポイントをまとめますので、順序に従ってご自分でも転職活動をスタートさせてみてくださいね。

1.転職支援サービスの申し込み

まず、インターネットサイトなどに設置されている申込みフォームに、転職希望時期・希望勤務地・職種・年収などを入力して申込みを完了させましょう。その際、メールアドレスや携帯電話の番号などに連絡が来るので、くれぐれも入力間違いのないようにしましょう。

2.転職エージェントの担当者からの連絡

申込みフォームに入力した内容をもとに、求人情報などを確認した転職エージェントの担当者が、あなたに連絡をくれます。現状紹介可能な求人があるのか、また希望している条件に一致するのか、などを踏まえて調べてくれます。その条件に合致している、もしくは転職してみたい条件の求人があった場合には、その旨を伝えて、転職エージェントの担当者との面談がセットされます。
希望している年収・勤務地・職種によっては、一回で希望の求人が見つからない場合もあるので予め知っておきましょう。

3.キャリアアドバイザー・コンサルタントとの面談・相談

担当する転職エージェントによってもその呼び方は変わりますが、キャリアデザインをともにしてくれる担当者と面談する運びとなります。キャリアアドバイザー(転職エージェントの担当者)は、これまでにさまざまな転職活動のサポートをしているだけでなく、各業界・職種に精通した専任の人間なので、メリット・デメリットもしっかりと説明してくれます。その際には以下のポイントをきちんと説明できるようにしておきましょう。

キャリアの棚卸し

これまでにどのような経験をしてきたか、どのようなことに強み・弱みを感じているかなど

転職の目的・希望条件

転職をすることに決めた理由を明確に伝えましょう。それが年収や勤務地といった物理的な条件であれば、それを伝えることで、条件をクリアした求人のみを紹介してもらいやすくなります。

方向性を明確にする

面談を通じてキャリアアドバイザーは数多くの求人情報から適したものを見つけ出します。それが容易であればあるほど、転職活動にスピードが生まれます。漠然としたゴールではなく、明確な方向性を持って転職活動を進めることによって、ご自分にとっても、キャリアアドバイザーにとってもより良い結果を生み出しやすくなるのだということを覚えておきましょう。

面談を受ける場所や時間、守るべきマナーは?

次に転職エージェントとの面談に関する注意点を解説します。一般的に、転職エージェントとの面談は転職エージェント会社のオフィスで行われますが、足を運ぶのが難しい場合、もしくは転職エージェントの担当者の都合によりカフェなどで行われることもあります。基本的には担当者の指定してきた場所に足を運ぶのがマナーですが、現在の業務の都合上困難である場合には相談してみても問題ありません。

面談を行う時間は基本的に現在の業務終了後と考えましょう。特別有給休暇を取得している日に時間を見つけて担当者と面談をするのには問題ありませんが、通常の業務の合間に転職活動を行うという行為は、必ずしもポジティブに受け取られない場合があります。また社会人としての常識として、遅刻や無断キャンセルは言語道断です。

面談ではエージェントに何を見られている?


「面談」と名前がつく以上、その場で自分が何を見られているかは気になりますよね。ここで少し視点を変えて、転職エージェントの担当者が面談を通じてあなたの何を見て、何を考えているかご紹介しましょう。

1.転職時期

転職エージェントの担当者も、ボランティアで転職サポートをしているわけではありません。自分の売り上げやノルマを持ち、日々試行錯誤しています。その中で、すぐに成果につながりそうな案件であるかそうでないかはとても重要なポイントとなります。つまり、あなたの転職が「漠然とそのうち転職したい」という程度なのか、「すぐにでもキャリアアップできる現場に転職したい」というものなのかを知りたいのです。

2.転職意欲

これは転職時期にも通ずるところですが、どれだけの熱意を持っているかというのも大事な要素となります。転職エージェント側としても、ただ現在の職場に不満があって職探しをしている人に時間を割くのではなく、転職に向けて熱意を持って行動している人に時間を有効に使いたいと思うのは当然です。

3.人物

履歴書や職務経歴書に準ずる書類を提出していても、転職希望者として企業に紹介するために「どのような人物であるか」という要素なしでは進められません。提出された根拠だけでなく、人物としてどのような良さがあるか、場合によってはウィークポイントがあるかを見極めているのです。また、履歴書・職務経歴書に虚偽の事実があってはいけないので、面談を通じてその整合性も確かめていると言えるでしょう。

転職エージェントの面談までに頭の中で整理しておくと良いこと

冒頭で、面談に向けて準備しておいたほうが良いポイントをお伝えしましたが、本章ではさらに詳しくどのように準備をしたらいいかご説明しましょう。

キャリアの棚卸し

すでに職務経歴書、もしくはそれに準じた書類を提出しているとしても、その書類では伝えきれない内容があったはずです。そのような業務に携わったかは職務経歴書に書くことができても、その経験を通じ培うことのできた能力、またはその経験で苦労したこと、乗り越えた方法などは記載できないからです。転職エージェントの担当者との面談では、ぜひこのような内容を深く説明できるように準備してください。より具体的な話ができればできるほど、転職エージェントの担当者はあなたのことを知ることができ、求人募集をしている企業に紹介がしやすくなります。

転職の目的・希望条件

転職エージェントに相談する以上、漠然とした転職希望ではいけません。なぜ転職したいのか、どういった転職をしたいのか(キャリアアップ・キャリアチェンジなど)を明確にした上で相談しましょう。希望条件に関しても「今よりも休みが取りやすくて、年収も増えたら嬉しい」といった願望ではなく、叶えたい優先順位(年収→有給消化率→勤務地など)をつけて説明できるようにしておくことをおすすめします。

方向性を明確にする

転職をすることで実現したことは何であるかをよく考えておきましょう。日系企業特有の年功序列文化から脱したいと考えての転職にもかかわらず、また似通った文化を持った企業に転職してしまっては、たとえ年収が増えて、休暇が取りやすくなったとしても元も子もありません。
逆に年収アップが目的である場合、それが叶えば妥協できるポイントも明確にしておくと良いでしょう。土日出社が頻繁にあってもOK、勤務地が遠くなってもOK、など妥協点も明確であれば転職エージェント側も求人情報から条件にあった求人を見つけ出しやすくなります。

面談でキャリアコンサルタントにやる気を出してもらうには?

転職エージェントに相談をして転職活動をする場合、何と言っても一番肝心なのが、「担当者のやる気」です。数ある求人募集からあなたの挙げている条件にぴったりと当てはまる求人情報を見つけてもらうために、「この人のために、絶対に良い転職先を見つけよう!」というモチベーションを持ってもらわないことには始まりません。
担当者のモチベーションを上げるのに大切なのは、ここまで説明してきた明確なキャリアビジョン、転職に向けた希望、そして今後の方向性です。これらをきちんと準備した上で、転職エージェントの担当者と二人三脚で転職を成功させようという前向きな姿勢こそが、担当者のやる気を生み出します。

まとめ

いかがでしょうか。
たとえ前向きな気持ちで転職エージェントの扉を叩いたとしても、闇雲に転職エージェントに転職したい旨を伝えているようでは、あまり満足のいくサービスは受けられないでしょう。まずは自分の転職を自分のちからで成功させる気持ちを持ち、転職エージェントのサポートを受けることが第一歩です。もちろん、その過程でわからないことは転職のプロフェッショナルである担当者が力を貸してくれるので適宜頼りましょう。