第二新卒ってどこからどこまで?企業からどう見えるの?

(最終更新日:2018/11/5)

第二新卒ってどこからどこまで?企業からどう見えるの?のイメージ

新卒で入社した企業で働き始めて数年経過し、「自分がキャリアを築くべき場所は、この会社ではないかもしれない…」と思っているあなた。まわりの大人に相談しても、昔ながらの『石の上にも3年』というような趣旨の言葉を繰り返され、腑に落ちないまま日々を過ごしているとしたらそれは時間の無駄遣いです。

キャリアが浅い人こそ第二新卒での就職を前向きに検討し、自分のポテンシャルを最大限生かせる場所へと自ら動く時代です。ここでは、そんな第二新卒に関する説明と、実際企業からはどのような扱いなのかを解説します。

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本当に正しい第二新卒の定義

まず、上記に該当した方は自分が第二新卒という対象なのか気になりますよね。実は第二新卒にはこれといった法的な定義などはありませんが、一般的に大学や専門学校などを卒業した後に就職した企業で3年未満程度キャリアを積んだ人のことを指します。年齢でいうならば、大学を卒業している人でだいたい25歳から27歳、大学院を卒業していればそれに加えて2~3歳というところです。最近では30歳までを第二新卒として扱っている場合もあるようです。ただし、企業によっては第二新卒というふわっとした定義ではなく、最終学歴として○○年以前に学業を修了している方、といった具体的な定義をしている場合もあるので注意しましょう。

いずれにしても、大学を卒業してそのまま入社する新卒とは異なり、短期間でも社会人として勤務をした経験のある人材として定義されていることは共通しています。また、学業を修了したのち就職せずにいた方は「既卒(きそつ)」と呼ぶことが多く、第二新卒には当てはまらないケースとなります。この違いははっきり意識しておきましょう

「第二新卒」ができた背景は…

遡れば昭和の高度経済成長期を経験した世代にとっては、就職=終身雇用を意味し、通常定年までその企業(もしくは関連企業)で定年を迎えるという勤め上げ方が日本においては一般的でした。無論、転職や脱サラといったキャリアチェンジをする人はいましたが、現代に比べると圧倒的に少なかったのが特徴です。
しかし、度々の不況、そして景気の回復を経て、日本においてもキャリアは自分で築き上げていくというスタイルが一般化してきました。かつてであれば、入社して数年での退職はドロップアウトのように思われていた節もありますが、現代では自分でキャリアアップやキャリアチェンジを望んでの選択肢のひとつとなっています。

また、企業側としてもその第二新卒を必要としている背景があります。近年の著しい景気回復により新卒採用は売り手市場となり、結果的に多くの企業が優秀な学生を採用人数まで採り切れない現状が続いています。そんな中で、キャリアアップ・キャリアチェンジを望んで入社希望してくる優秀な第二新卒は喉から手が出るほど欲しい人材なのです。
加えて、「新卒の約30%が3年以内に辞めてしまう」という時代の流れも第二新卒を生み出した背景にあります。やっとの思いで採用した新卒社員が3年以内に辞めてしまう現状を鑑みれば、何としても若手を補充したいのが企業の本音です。事実、多くの日本企業が第二新卒採用に前向きな姿勢を示しており、それは大手企業のみならず、地域性の高い中小企業も同様です。
参考:第二新卒とは?|20代・第二新卒向け転職支援サイト

実際に企業から「第二新卒」ってどう見えるもの?


ここまで読んで、現状多くの企業が第二新卒を前向きに採用したいと考えているということがおわかりいただけたと思います。しかし、採用したい気持ちとは裏腹に会社は第二新卒の存在に懸念点を持っているのも事実です。実際には企業は第二新卒をどのように見ているかを具体的にご説明します。

【ポジティブ面】第二新卒は…フレッシュで伸びしろがある!

なんといっても第二新卒の一番の強みは若さです。学業を終えてから数年の年齢ですので、まだまだ育成する伸びしろがあります。たとえ前職で携わってきた業務とは異なった内容の業務を任せるとしても、これまで培った古い慣習や自分のやり方といったものがないので、今までのやり方にとらわれずに業務を進めることができます。また、奇しくも同じ企業に長く勤めると、その企業ごとのカラーが根付くものです。しかし、数年の勤務経験であればそのようなカラーもつくことなく、すんなりと新しい環境へ馴染むことができます。

【ポジティブ面】第二新卒は…初歩的な研修が不要で助かる!

新卒で入社した企業では何が身につきましたか?「まだ数年の勤務経験なので大したことは身についていません…」と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、実は企業側は第二新卒で入社する社員に対して、そのような大それた経験とスキルは求めていないのです。

業務上の経験が少なくても、社会人として知っている初歩的なビジネスマナーである身だしなみや言葉遣い、お客様との名刺交換の方法、それ以外にもビジネスメールの書き方、スケジュール管理の方法や電話応対の方法などは最低限身についていますよね。新卒社員だと一からすべて研修して教育する必要のある内容が、第二新卒にはすべて身についていますので、入社してすぐに業務に関する教育を始めることができて大きなメリットです。

【ポジティブ面】第二新卒は…会社の宝物

先に、新卒社員の30%が入社して3年以内に退職してしまう、とご説明しました。企業を存続させていくためには若い社員が不可欠ですが、毎年30%ずつ辞めていってしまわれてはいつまでも必要な人数の若手を揃えることができません。そのような現状の中で、未来ある若手として入社してくる第二新卒は企業にとってとても大切な存在です。20代の若い社員が入社することで、企業としての存続も安心できますし、新卒社員とはまた違ったフレッシュな風を送り込んでくれる存在でもあるのです。

【ネガティブ面】第二新卒は…またすぐ辞めてしまう…?

しかしながら、第二新卒が持つイメージは必ずしもポジティブなものばかりではありません。何しろ、学業修了後に就職した企業でまだ数年しか勤務していないにもかかわらず退職してしまったという事実があります。前向きな理由をもとに転職希望しているとしても、入社した後また同じような年数で他社に転職していってしまうようではせっかく採用して育てていっても大きな損失となりますので、飽き性で、継続して企業に貢献できそうにないタイプは採用したくないというのが本音です。したがって、第二新卒で採用試験を受ける際には、次の企業ではしっかりと根を下ろして勤務していく気持ちでいることを伝えるようにする必要があります。

第二新卒の転職はやり方次第でキャリアアップも可能!

第二新卒で転職する場合には、新卒社員とあまり変わらない条件で転職することになると思ってはいませんか。もちろんそれを希望して転職することもできますが、第二新卒で転職する場合でも、キャリアアップすることは可能です。
第二新卒は『ポテンシャル採用』とも言われるほど、これまでの勤務経験やスキルを活かした採用ではなく、あくまでポテンシャルを見ての採用です。だからこそ、あなた自身の伸びしろをアピールすることができれば有名大手企業でさえも入社するチャンスがあるのです。

同業界で転職する場合は、とくに業界のことを少しでも理解しているというアドバンテージを持っています。その場合には、同業界でよりシェアの大きい企業の求人に応募してみましょう。すでにある程度業界のことを理解していれば、すぐに業務に馴染むこともできますし、何よりも同業界でシェアの大きい企業に転職することができれば業務の規模、年収ともに大幅にアップする可能性が広がります。

まとめ

第二新卒は応募者にとっても、企業にとってもプラスの多い採用です。自分が企業に何を求められているのかという点をしっかりと理解した上で、できることならばキャリアアップにつながる転職ができると良いですね。

転職サイトなどで検索条件に『第二新卒』を入れることで求人募集を探せますが、第二新卒の転職に特化したサイトにアクセスしてみるとより自分のキャリアステージや希望に添った求人募集を見つけることができるはずです。