給与+インセンティブ報酬って得?損?本当に大丈夫なの?

(最終更新日:2018/11/5)

給与+インセンティブ報酬って得?損?本当に大丈夫なの?のイメージ

新卒で就職するときには懇切丁寧に記載されていたためか、第二新卒となると給与や賞与の仕組みでわからない用語が多くて困ってはいませんか?わからないまま転職を決めて「こんなはずじゃなかった!」となってしまう前に、きちんとひとつひとつの用語を確認し、自分の報酬について理解しておきましょう。本記事では気になる「給与+インセンティブ報酬」に関して解説します。

この記事のもくじ

正社員への第一歩は、転職相談から

既卒、フリーターへの就職支援は、ニーズの高まりとともに専門の就職支援会社も増えています。独自のノウハウを持ち、無料とは思えないほどのサポートを受けられるのも大きなメリット。転職活動成功への最短ルートと言っても過言ではありません。

そもそも、インセンティブって何?

第二新卒で転職を検討している方の中には、これまで「インセンティブ」という名称で賞与をもらっていた方もいらっしゃることでしょう。そんな方も含め、今一度インセンティブというものについて学び、次の勤務先で受け取る賞与について疑問があればしっかりと聞いておくようにしましょう。

インセンティブとは、英語で”incentive”を書き、「目標を達成する上での刺激」という意味を持っています。報酬に関して使用する場合には「仕事の成績・成果で決定され支払われる報酬」を指します。仕事の頑張りや、実績次第でもらえる報酬が変わってくるので、社員はそれを励みに努力するようになるという効果があります。

インセンティブ報酬の大きなメリット(社員側)

実際に、インセンティブ報酬制度を採用している企業は多数あり、営業職のような個々人で達成するノルマを持っているような業種では特に多い制度であると言えます。インセンティブ報酬をもらう社員側としては、自分の努力次第で収入がアップするというメリットがあります。
また、自分の努力を正当に評価してくれる企業であれば、やりがいもありますよね。うやむやに報酬が決まるのではなく、自分が頑張って勝ち取った営業成績や実績をベースにしてくれるのでやる気も出ます。
会社にとってのメリットについては下の章で企業にとってのメリットをご紹介していますのでじっくりとお読みください。

インセンティブ制度のデメリット

確実なメリットが企業と社員の両方にある一方で、デメリットも存在することをご説明しなくてはなりません。まず、社員側に生まれるデメリットとしては、収入格差が生まれることです。業績に良い影響を与えられるような成績を収めた社員は当然ながらインセンティブ報酬を受ける取ることができるので期待通り収入アップすることができるでしょう。しかし、思うような結果を生み出すことのできなかった社員は不本意ながらインセンティブ報酬を受け取れないことになります。期待した収入を得られないことだけが問題なのではなく、このことによって生まれる「モチベーションの低下」が本質的には大きな問題に繋がります。誰もが「次こそは自分も高い基準の報酬をもらえるように努力しよう!」と思うようであればベストですが、「どうせ頑張っても無理だ…」と思ってしまう機会になるとしたら、企業側としては大きな損失になります。
また、社員が努力した分支払う報酬になるので、コストを可能な限り削りたいと考える企業にとっては必ずしもメリットばかりの制度でないとも言えます。だからといって、達成することが不可能な目標を設定すれば社員のモチベーションは軒並み低下してしまいます。

会社が給与+インセンティブ報酬にするメリット(会社側)

ここまで、社員にとってのインセンティブ報酬のメリット、そして社員・企業側両方にとってもデメリットをご説明してきました。社員にとってうれしいメリットとなるインセンティブですが、支払う会社側にも十分なメリットがなければ実施する意味がありません。企業はなぜ給与の他にインセンティブを支払うのでしょうか。その理由を解説します。

企業にとってのメリットその1:社員への励ましになる

インセンティブ報酬を支払う企業側のメリットとしてまず挙げられるのが「社員への励まし」となる点です。普段、会社の業績のために頑張っている社員を激励し、また継続的に同じ成果をあげてもらえるようにモチベーションを維持することで業績を拡大できるというメリットがあります

企業にとってのメリットその2:会社への定着率を上げる

ボーナスは原則として社員全員に支払われますが、「特に業績に大きな貢献をした社員」としてインセンティブ報酬が支払われるので、企業にとって大切な貢献度の高い社員の、会社への定着率をあげることもできます。

企業にとってのメリットその3:歩合制のように青天井にならない

ボーナスは季節ごとに原則社員全員に支払うことになりますが、インセンティブの場合、特に貢献度の高い社員に対して支払うことができることは説明しました。歩合制のように、成果1件に対していくら、という支払い方でもないため金額が青天井にはならず、ノルマを達成した社員に当初定めていた金額を所定通り支払えばよいのもメリットです。

報酬以外で実際にあるインセンティブ制度の事例


ここまで、「インセンティブ報酬」という社員に対し金銭を支払うインセンティブ制度を主として説明してきました。しかし、インセンティブ制度は金銭を社員に支払う以外にもさまざまな方法で導入されているのをご存知でしょうか。ここでは具体的に実践されているインセンティブ制度をご紹介します。

表彰制度

小学校・中学校の時代に無遅刻無欠席であった生徒は皆勤賞として表彰されました。また大学や大学院に進学すれば、成績が最優秀であった学生は首席卒業として表彰されました。会社員になってからはどうでしょうか。企業によっては、良い業績を上げた社員、革新的な開発をした社員、企業にとって大きなメリットを生み出した社員に対して表彰しています。

人はだれでも、自分が努力しなし得たことに対して褒められることを誇りに思いますよね。学生の頃にはそのような誇りを持つ機会があった方も、会社員になってからは少なくなったと感じるのではないでしょうか。企業が社員ひとりひとりの業績だけでなく、社員としての価値を認めるような表彰をすれば、社員はおのずと自分が認められたという喜びからますます良い結果を生むでしょう。そのようなモチベーションアップを見込んで表彰制度をインセンティブ制度の一貫として導入している企業も多くあります。

リーダー制度

かつて年功序列が当たり前だった日本の会社も、今では年齢ではなく実力次第で評価が決まるようになってきました。その中でも、努力し業績を上げた社員に対してはリーダーとして他の社員の統率をはかる役割をもたせ、上に立つ人間としての機会を与えることをインセンティブ制度として導入している企業もあります。

リーダーとなる社員は、自らの能力を認められてことによる任命に誇りを持つことができますし、周囲の社員もそのような社員に鼓舞されて「自分も頑張ってリーダーになれるようになろう!」とそれぞれのモチベーションに火をつけるきっかけとなるでしょう。

旅行型制度

日常の業務で大きな成果をあげたり、会社に貢献したという社員に対して旅行をプレゼントするという方法をインセンティブ制度に導入している企業もあります。この場合、部署単位で旅行がプレゼントされる場合と、個人でプレゼントされる場合の2パターンあります。部署単位の場合は、部署で慰安旅行もかねて社員、時には家族も一緒に希望の場所に旅行に行くことができ、個人の場合は家族でインセンティブとして旅行に行くことができます。

インセンティブとボーナスの違いって?

ここまで記事を読んで、「インセンティブとボーナスってどう違うの?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。企業にとってのインセンティブ報酬のメリットでも一部ご紹介しましたが、こちらではボーナスとの違いについて解説します。

「ボーナス」は一般的に日本企業において「賞与」と呼ばれます。ボーナス(賞与)は、月極めで支払われる給与とは異なり、夏・冬の年2回支給されるのが一般的です。金額は基本給の○ヶ月分、と定められている企業もあれば、会社のその年度の業績、もしくは個人の業績によって異なるパターンもあります。正社員で企業に入社すれば、必ず年に2回ボーナスが支給される、と思い込んだまま入社するのはとても危険です。最近では、ボーナスは支給せず、給与に上乗せしていたり、インセンティブのみという企業もあるので事前に求人票、もしくはエージェントの担当者によく確認しておきましょう。

一方、インセンティブは給与の他にもらえる「報奨金」を指します。定められる期間は企業・業種・業績によって異なりますが、一定期間の間に一定以上の成績を収めた社員や、企業に対して大きな貢献をした社員に与えられます。気をつけておきたいのは、インセンティブに関してもボーナス同様必ずもらえるチャンスがあるわけではないということです。また、個人で目標が設定されているのではなく、部署・グループによって設定されている場合もあるので、個人で目標を達成してもインセンティブを受け取れない場合もあります。すでにその企業で勤務している人に年収を参考として聞いた場合、それがインセンティブ報酬込みの金額なのかどうかまで聞いておかないと、自分が入社して同じような金額がもらえるとは限りません。

それぞれの違いをきちんと把握した上で、入社を希望している企業がどのような方法を採用しているかまで確認しておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
大学生で就職活動をしたときには、企業の規模や給与をはじめとした待遇、企業の風土など漠然としたイメージで就職活動をしていた方も少なくないでしょう。第二新卒で就職活動をする際には、さらに一歩踏み込んで自分のキャリアパスや待遇について考えてみましょう。「あの企業は高収入だ」と思っていても、基本給ではなくインセンティブによるものであれば、求められる成果は想像以上に大きいものとなります。まずはインセンティブ制度について知ったところで、前向きに次の就職先を探してみてくださいね!