川崎重工の年収は高い!?第二新卒でも求人はある?20代が転職を成功させる方法

川崎重工の年収は高い!?第二新卒でも求人はある?20代が転職を成功させる方法のイメージ

航空機に鉄道車両、バイク、エネルギープラント、産業用ロボットなどさまざまな分野で活躍する工業製品をつくっているのが川崎重工株式会社です。大手企業として、その名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。世界各地に拠点があり、その製品は陸・海・空・宇宙でさまざまに使われています。

事業規模が大きく、社会的にも意義のある活動ができるのが川崎重工で働く魅力と言えそうですが、第二新卒・既卒からも入社することはできるのでしょうか?今回は、川崎重工の事業内容や社風、採用について詳しく紹介していきます。

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なんてことのないように、是非この記事を参考にしてみてくださいね。

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この記事のもくじ

川崎重工は年収が高い!安定企業

川崎重工株式会社が創業したのは1878年。「川崎築地造船所」として誕生しました。1906年には国産初の潜水艦を、1911年には国産化第一号の蒸気機関車を完成させ、陸海空、深海、宇宙へと活躍の場を広げていきました。

1世紀以上の歴史を持つ老舗企業ですが、創業当初から今も変わらず日本初・世界初の技術や製品を数多く生み出しています。最近では、2015年の複合低環境負荷システム「K-ECOS」(舶用ディーゼル主機関搭載用)が世界初の製品ですし、2010年には世界で初めてヒトiPS細胞の自動培養にも成功しています。

企業規模も大きく、連結従業員数は35,805人(2018年3月31日現在)。全国各地はもちろん、世界各国にも60を超える拠点があります。事業内容も多岐に亘り、6つのカンパニーに分かれています。船や潜水艦の開発・建造・保守を行う「船舶海洋カンパニー」、新幹線、電車等の車両をつくる「車両カンパニー」、航空機やヘリコプターをつくる「航空宇宙システムカンパニー」、セメント・化学などの産業用プラントや環境保全の分野で事業を展開する「エネルギー・環境プラントカンパニー」、川崎工業のなかで唯一一般消費者向けのバイクを製造している「モーターサイクル&エンジンカンパニー」、精密機械・ロボットの開発を行う「精密機械・ロボットカンパニー」と、扱っている分野のスケールの大きさを感じます。

これだけの大企業ですから、給与面での待遇も平均以上です。
川崎重工の年収は711万円(有価証券報告書調べ)。日本の平均年収(平成28年度)が422万円ですから、高収入ということがわかります。

また、川崎重工は福利厚生も充実しています。独身寮・社宅は全国各地の通勤しやすい場所に立地していますし、保養所、スポーツ施設も完備。クラブ活動も盛んで普段交流できない人とも触れ合える機会となっています。さらに子育てのサポートにも力を入れているため、女性も働きやすい環境が整っています。

「従業員こそもっとも重要な財産」と考える川崎重工では、教育制度も充実。新入社員研修は入社から3年かけて行い、ビジネススキル研修や英語研修、職種別研修などが丁寧に行われます。技術系研修もしっかりと用意されており、新入社員特別研修(機械設計特別研修、電気・電子回路特別研修)にはじまり、工学研修、管理技術研修、特別研修、 技術交流会・発表会など多彩なプログラムが用意されています。

第二新卒や既卒で川崎重工に採用してもらえる?

第二新卒や既卒から川崎重工に入社するためにはどのような方法があるのでしょうか?川崎重工の採用ページを確認すると「新卒採用」「中途採用」の2つの区分があります。「新卒採用」の応募資格には四年制大学・大学院・高等専門学校を卒業(修了)してから3年以内で、職務経験のない人であれば応募資格があるとの記載があります。社会人経験があれば中途採用での応募が必要になりますから、既卒であれば「新卒採用」、第二新卒であれば「中途採用」から応募するのが良いでしょう。

また、応募職種も多岐に亘ります。技術系の職種では、研究・開発・設計・情報システムなど、事務系の職種であれば、企画・法務・営業・資材などがあります。それぞれの募集学部は技術系:機械・電子・制御・情報・土木など、事務系:経営・法・外国語などとなっています。文理を問わず、これまで培ってきた学びや経験を活かす場が見つかりそうですね。興味のある分野に挑戦してみましょう。

出典:募集要項|採用と人財|川崎重工業株式会社 新卒採用2019

第二新卒の人は「中途採用」からの応募となります。「中途採用」では、職種・カンパニー・勤務地ごとに求人情報を検索できるようになっていますから、自分にあった募集があるかチェックしてみましょう。

求人の内容によっては、関連業務の経験者であることが必須条件となっていますが、必ずしも実務経験を必要とする求人だけではありません。
例えば「技術開発(情報技術・ICT/IoT)」の求人であれば、応募資格は情報系・電気系・制御系の専攻をしていた人となっています。情報技術系の開発経験が必須という訳ではないので、実務経験がない第二新卒の人であっても比較的応募しやすいのではないでしょうか。

川崎重工は新卒や学歴重視の企業?

川崎重工の社風はどのようなものなのでしょうか。口コミをもとに詳しく見ていきましょう。

川崎重工のポジティブな口コミ

  • 他部署を巻き込んで仕事を進めるためには、説得するための資料づくりが必須となる。論理的思考やデータに基づいた資料づくりなどを学ぶことができた。
  • 世界中で使われるものに携わり、世界中で評価されていることに誇りを感じることができます。
  • 独身寮を利用できれば、家賃や食堂の費用、光熱費を合わせて月3万円ほどで生活できる。福利厚生にはカフェテリアプランがあるため、1年間で10万円を自由に福利厚生としてつかうことができる。
  • 研修が充実している。カンパニーによっては、海外研修があり海外駐在員向けの教育も行われている。新卒入社は3年目まで研修があり、段階ごとに研修が受けられる。
  • 職場環境は自由度が高かったように思います。手を挙げれば誰で新しい仕事を任せてもらえるような環境でした。周りにもサポートをしてくれる人が多くいたので、働きやすい環境でした。

川崎重工のネガティブな口コミ

  • 業務量が多く、非常に忙しかったです。繁忙期は残業も多くありました。また、規定やマニュアルが少ないために中途入社の人は慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
  • 入社5年目までは給与水準が同業他社と比べて低い。生活に困るレベルではないが、高収入を期待して入るとギャップを感じるのではないか。

長い歴史のある企業だからなのか、年功序列の企業体制となっているようです。若手の抜擢登用といったサプライズ人事は難しいかもしれませんが、年齢が上がるにつれて査定が上がっていくという体制なので長く働きたい人にはいいかもしれませんね。

一方、優秀であれば報酬に反映される、資格取得で優遇される、評価してくれるところはしっかりと評価してくれるという声もありました。頑張りが認められ、給与としても反映されるのは嬉しいですね。さらに、自由でやりたいことをやりやすい企業風土という意見もありました。仕事に誇りと自信を持って、大きなやりがいを感じながら働いている人が多いようです。福利厚生に関しても好意的な口コミが多く、特にカフェテリアプランを有効に活用している人が多いようです。

実は川崎重工にもブラック企業だという噂が…

川崎重工にも「ブラック企業だ」という噂があるようです。口コミの情報を確認してみると、「仕事量の割に給与が少ない」「人が少なく非常に忙しい」「有給を取得しやすい雰囲気ではない」などの声が見受けられました。

その反面、「十分な給与をもらえている」「やりがいを持って働けている」「福利厚生が充実している」と感じている人の声もあるため、ネガティブな口コミだけを見てブラック企業であると判断するのは難しいでしょう。同じ状況で働いていても、考え方や価値観の違いで、メリットやデメリットを感じるようになるものです。ネガティブな口コミ情報だけを鵜呑みにするのではなく、良い面・悪い面を総合的に判断した上で、自分にあった働き方なのかを検討してみるようにしましょう。

まとめ

スケールの大きい事業に携わることができる川崎重工の仕事。老舗の大企業らしく、年功序列の体質や企業文化があるようですが、やりがいを持って働いている人が多いようです。若い人でも意見が言いやすい自由な社風があり、グローバルに活躍できる環境があることからも、第二新卒・既卒から転職するにはよい企業と言えるのではないでしょうか。

既卒であれば「新卒採用」から、第二新卒であれば「中途採用」から応募が可能です。技術職の場合は専攻していた学科が問われる職種もありますが、未経験でも挑戦できる求人もあるようです。興味のある職種、働きたい勤務地などから求人情報を検索することができるので一度チェックしてみてください。