トランスコスモスの評判まとめ。第二新卒の採用はある?求人情報や年収・ブラックという噂を検証してみた

トランスコスモスの評判まとめ。第二新卒の採用はある?求人情報や年収・ブラックという噂を検証してみたのイメージ

ITアウトソーシング事業を展開しているトランスコスモス株式会社。国内に61拠点、海外30ヵ国に108拠点を置き、グローバルな事業を行っている企業です。大手IT企業ですが、ネット上には「ブラック企業だ」という噂もあり、その事業内容や社風、働いている人の声が気になるところです。
今回は、トランス・コスモス株式会社について詳しくご紹介していきます。第二新卒・既卒からの入社方法についてもチェックしていきましょう!

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この記事のもくじ

トランスコスモスは大きなアウトソーシング企業

トランスコスモス株式会社は、1985年に設立されたITアウトソーシングを行う企業です。コールセンター、BPO、データエントリー、デジタルマーケティング、オフショア開発など、ネットからリアルまで企業と消費者をつなぐ全チャネルを支えるサービスを提供しています。

トランス・コスモスが目指すのは、クライアント企業の「売上拡大」と「コスト最適化」です。「売れる仕組みづくり」と「さらなるコスト圧縮」を叶えるためのソリューションをワンストップで提供ししているのです。

具体的な事業内容としては次の5つがあります。
CC(コンタクトセンターサービス)
クライアント企業に最適なコールセンターの提案をしているCC事業。電話だけでなく、FAXやメール、Webなどマルチチャネル化が進むコンタクトセンターの中で、トランスコスモスは、金融・化粧品・流通・自動車・交通などさまざまな分野のコールセンターとの取り引き実績があります。

DM(デジタルマーケティングサービス)
効果的で競争力のあるWebサイトを実現するために、Webサイトの戦略策定、構築、運用、検証とクライアント企業のWeb展開をトータルに支援しているのがDM事業。最新のデジタルテクノロジーを積極的に導入しています。

EC(ECワンストップサービス)
ECサイト構築・運用から商品の入荷・ピッキング、梱包、出荷、カスタマーケア、Webプロモーション、分析までEC事業に必要な各種機能をワンストップで提供しているEC事業。世界49ヶ国でサービスを展開しています。

BPO(ビジネスプロセスアウトソーシングサービス)
最新のIT技術を駆使したアウトソーシングサービスで、業務の効率化と低コスト化をサポートするBPO事業。業務システムの開発・導入・運用を行うITアウトソーシングや、業務プロセスを見直し効率的な運用を行うビジネスサポート、3次元CADをベースにした設計支援を行うエンジニアリングソリューションなどのサービスを展開しています。

分析(アナリティクスサービス)
ビッグデータを活用するための、専門家集団によるダイレクトマーケティングやテレマーケティングを行う分析事業。アウトソーシング、コンサルティングサービスを行いクライアントの利益拡大に貢献しています。

グローバルサービス
北米、中国、韓国、タイ、シンガポール、インドネシア、ベトナム、フィリピン、マレーシアなど国外119拠点のクライアントにサービスを提供しています。

トランスコスモスはブラック企業だ!という評判の真相は

トランス・コスモスの評判について検索すると「ブラック企業だ」というコメントを目にします。実際に働いている人・働いていた人はどのように感じていたのでしょうか?口コミ情報をチェックしてみましょう。

トランス・コスモスのポジティブな口コミ

  • 給与はそんなに高くないが、一時期に比べて、他社と同レベルまで上がったと感じる。
  • 残業は適度にあったが、たとえ5分でも、就業時間を超えると残業手当が必ずもらえた。
  • 給与水準は高くないが、大手なのできちんと支払われるのがさすがだと感じた。
  • 子どもがいる従業員の時短勤務・育休取得や、有給休暇の消化率の高さがしっかりしていた。
  • 定時退社や、月の残業時間の制限(70時間以内)が決められていた。休日出勤の対応は基本的には不可などの提唱もされていた。
  • 福利厚生が色々ある。しかし忙しく、使う時間がなかった。
  • 時間を優先して働きたい人には良い仕事だと思います。

トランス・コスモスのネガティブな口コミ

  • とにかく給与が安いです。業務量に対して、給与が見合っていないと感じます。
  • 配属先や担当者マネージャーによって対応の差が大きい。当たり外れがある。
  • 昇給や評価制度がわかりにくく、具体的な金額がどこにも記載されていない。給与が低いと感じる一端なのでは?
  • コールセンターでSVとして働いているが、定時で帰れることはまずない。通常の業務に加えて、研修資料・クライアントへの報告書の作成などをしているため、やることがとにかく多い。
  • 急な業務の立ち上げのせいで、他業務のヘルプ、残業、自分の業務、残業ということがあった。

数年前までは離職率が高い、給料が安いなど「ブラック企業だ」という評判が出回っていましたが、最近は改善され同業他社と比較しても見劣りしない水準となっているようです。
しかし、口コミをチェックすると給与面や人事制度に関する不満を抱えている人が多くいることがわかりました。また、派遣先の企業によって待遇や人間関係などの条件に差がついてしまうのも残念なポイントです。アウトソーシングならではのメリット・デメリットがあるため、自分の働き方に合っているか確認してから採用試験を受けるようにしましょう。

第二新卒や既卒のトランスコスモスの求人はある?

第二新卒・既卒からトランス・コスモスに入社するにはどのような方法があるのでしょうか?
トランス・コスモスの採用ページを確認すると、「新卒採用」「中途・経験者採用」「契約社員採用」「障害者採用」の4区分での採用がありました。

「中途・経験者採用」では、事業部門ごとに採用情報が掲載されています。例えばES事業部であれば、自動車・航空機の設計開発、開発プロセスを最適化するIT支援など専門的なスキルを持つ人の募集があります。社会人としてこういった経験があれば、経験者採用のフォームから応募してみましょう。即戦力としてすぐに活躍できるでしょう。

一方「新卒採用」を確認してみると大学生以外の応募も可能であるとの記載がありました。年齢や職歴の有無による応募制限がないため、既卒や第二新卒であっても「新卒採用」を受けることができるようです。新卒入社のメリットとしては、同期の仲間ができること、丁寧な研修を受けられることなどが挙げられます。新しいキャリアにチャレンジする場合は、新卒入社の方が安心できるかもしれません。

また、理系のイメージが強いIT系の仕事ですが、トランス・コスモスへの入社に、卒業した学部や学科、持っている経験やスキルの制限は一切ありません。新卒採用の実績では文系:理系がおよそ7:3と文系出身の人が多く活躍しています。これまでの経験やスキルよりもポテンシャルを評価してもらえるため、「人間力」を存分にアピールできるようにしっかりと準備をすることが大切です。

トランスコスモスの求人内容と年収を調べてみた

では、前項よりもう少し具体的に、トランスコスモスのコーポレートサイトから、2022年11月時点の採用情報を求人内容を見てみましょう。

第二新卒採用のページを開いてみると、エンジニア総合職として

・建築設計エンジニア
・土木設計エンジニア
・DXエンジニア

の募集が掲載されていました。

エンジニア職の必須条件は、職歴3年未満でかつ30歳未満となっており、職歴・学歴は不問とのことで、初年度の給与額は、初年度の想定年収が300万〜400万円と書かれています。

基本として、トランスコスモスの入社時の給与は学歴・能力・年齢を元に決定されるそうで、さらに地域で一万円程度の違いがあります。

関東地方を例にして月給で割り出すと、

・院卒:月給230,500円以上
・大卒:月給209,000円以上
・高専卒:月給205,000円以上
・短大・専門卒:(3年制)月給195,500円以上、(2年制)月給183,500円以上

となっています。

率直に言うと、IT分野を担う企業の中では比較的少なめかもしれません。

しかし、グローバルなアウトソーシングを行っていることが強みのトランスコスモスですから、もし、現在の日本での円安傾向が良い風向きとなるなら、将来的に社員の給与に還元される可能性も充分に考えられます。

実際にトランスコスモスで採用されそうなスキルや能力

トランス・コスモスの「新卒採用」はスキルや経験よりも「人間力」を重視して選考が行われるようです。ここでいう「人間力」とはどのようなものなのでしょうか?

変化を恐れないチャレンジ精神

トランス・コスモスのサービスは、クライアント企業のビジネスを支える、最先端の技術を提供すること。そのためには常に新しい情報・技術を取り入れ、常識にとらわれない革新や創造にチャレンジし続けなければいけません。

相手の立場で考えられる思いやり

クライアントの一番の理解者であり、提案者であるべきトランス・コスモスの社員は、クライアントとともに悩み、考え、問題を解決していかなければなりません。経験や知識を生かしながらも、目の前にいるクライアントの思いを大切にできる思いやりも大切になる仕事です。

プロフェッショナルとしての誇り

クライアント企業の課題を解決するために、あなたはプロフェッショナルとしての誇りと自信を持って仕事を努めなければいけません。そのためには常にスキルを磨き続ける努力が必要になるでしょう。

自由な発想とコミュニケーション

自由な発想でアイデアを形にすることはもちろん、クライアントを含めた多くの人との円滑なコミュニケーションもしっかりと取らなければいけません。せっかくのアイデアも、独りよがりなものになってはクライアントの利益の最大化には繋がりません。

お客様の利益に貢献する

クライアントの利益に貢献するとは、新しいソリューションを提供することだけではありません。機密情報をきちんと守ることや、コストを意識した提案をすることも大切なことです。

トランス・コスモスは、幅広い「人間力」を持った人を採用しているようです。学生時代のできごとや現職での経験から、トランス・コスモスで発揮できそうな「人間力」を棚卸しして、きちんとアピールできるといいでしょう。

トランスコスモスの社風や雰囲気はどんな評判?

最後に、トランス・コスモスの社風や雰囲気についてもチェックしてみましょう。実際に働いている・働いていた人からの口コミ情報を調べてみました。

トランス・コスモスの社風や雰囲気に関する口コミ

  • 私の配属先はアットホームな部署なので和気あいあいと仕事ができています。マネージャーが声をかけてくれるので、気になっていることや業務上の不都合な点などを相談できます。
  • 女性を大切にする会社です。理職にも女性が多いです。産休や育休はもちろん、結婚休暇などでまとまった休みを取る人たくさんいます。うちの部署は6:4で女性が多いです。
  • 新卒社員は、一年間の研修があります。電話応対・営業・人事・プログラミングなどすべての部署で研修を受けて、希望する課を申請します。良い研修環境が整っていると感じます。
  • 自分がやりたいと挙手できる人にとっては、成長が実感できる会社です。反対に、自分で動き出せない人はいつまでも成長を実感できないと思います。
  • 若いうちは単調で誰でも出来る仕事をやらされる。ある程度のスキルを身につけないとやりがいは感じられない。

社風・やりがいに関しても人によってその評価が大きく分かれている印象です。
基礎的なスキルを身につけキャリアアップしていきたい人には成長が実感できる環境のようですが、すでにスキルを持っている人、専門性をより高めた仕事がしたい人には物足りないと感じる部分があるようです。

第二新卒・既卒であれば、「新卒採用」で入社することができるため、専門的なスキルもビジネスパーソンとしてのスキルも身につけることができます。IT系企業での実務経験を重ねながら、さらなるスキルアップを狙っていきたいと考えている人にとっては、スタート企業として選ぶ価値があると言えそうです。
また、女性の働きやすさについても一定の評価があることから、女性の転職先としても良いかもしれません。

まとめ

「ブラック企業」との噂もあったトランス・コスモスですが、昨今の働き方改革の影響からか、待遇面・福利厚生面での不満はそれほど大きいとは言えない状態にまで改善されているようです。

未経験から入社する人にとっては、充実した研修内容や事業規模の大きさが魅力に映るのではないでしょうか。トランス・コスモスでスキルを磨き、さらなるステップアップを目指す、というキャリアパスも描けるはずです。目の前の「就職」だけでなく、未来も見据えた職業選択をしていきましょう!