[素朴な疑問]面接には何分前に行けば良い?【転職を成功させる面接マナー】

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明日はいよいよ面接!でも、何分前に到着しておけばいいの?20分前だと早すぎる?5分前だとギリギリすぎる?正解が分からなくて不安な人も多いと思います。

時間を守るのは社会人として基本的なことであり、その上で配慮しておくべきことが実は色々とあるのです。ひとつひとつ解説していくので、しっかり確認しておきましょう。

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この記事のもくじ

面接は何分前に到着するのがマナー?他にも気をつけることは?

約束の時間を厳守するということは、社会人の最低限のマナーとして備わっていると思います。とはいえ、早ければ良いというものでもありません。良い印象で面接をスタートするために、企業の建物に足を踏み入れた段階から、気持ちの良いコミュニケーションを心がけましょう。

面接開始までに確認する&気を付けること

  • 必要書類に漏れがないか確認する
  • 必要書類は、取り出しやすい場所にあるかを確認する
  • 担当者の名前と受付方法を確認する
  • 遅刻をしない
  • 早く到着しすぎない(担当者に気を使わせてしまう)
  • 早く到着しても、面接会場の入り口付近では待たない(企業の印象が悪くなる可能性あり)
  • 万が一遅刻する場合は、遅刻するとわかった時点で電話する
  • 会場内では、担当者以外にも挨拶をする

遅刻しないように気を付けていても、乗車していた電車が遅延してしまったり、駅から会社までの道で迷ってしまったりしたことはありませんか?大きなビルになると、エレベーターによっては偶数階しか停まらなかったり、低層階と高層階で分かれていたりと、会場に着くまでに迷ってしまうこともあるようです。

何度か行ったことがある場合は、迷うことはないと思いますが、初めて行く場合は、最寄り駅には早めに到着するようにしましょう。

行きなれた場所であっても、交通機関が乱れる可能性などもあるため、できるだけ余裕をもって出発することをおすすめします。

面接前、10分前での到着は早い?遅い?

では、一体何分前に到着するのがベストなのでしょうか?
冒頭でもお伝えした通り、担当者へ配慮する必要があるものの、感じ方は人によって違うため、●分前が正解!と言い切れるものではありません。

ただ一般的には、面接開始の10分前到着が良いとされています。
15分以上前に到着すると、採用担当者に無用な気遣いをさせてしまう可能性が高いからです。また5分前の到着を目指すと、何かあった時に到着がギリギリになってしまうため、そういったリスクも踏まえ、10分前到着を目指すのが良いでしょう。

注意してほしいのが、10分前に会社の入り口ではなく、「面接会場」に到着するということです。上記の通り、会社の入り口から会場までが複雑で迷ってしまうこともあるため、初めての場合は特に注意しておきましょう。

また、面接会場に15分前についてしまったからと言って、会場の入り口付近で待機したり、ウロウロするのはやめましょう。入り口付近は、取引先や近隣会社の目にも触れます。外部の人から見た企業の印象を損ねてしまう可能性があることにも配慮し、行動しましょう。

企業によっては、受付時間が指定されていることもあります。その場合は、指定の時間の10分前ではなく、受付時間に合わせて会場へ向かいましょう。

到着時間は受付時間も頭に入れて

「●時●分に●階受付にお越しください」など受付時間が指定されている場合は、指定された時間の10分前には受付に到着し、受付を済ませるようにしましょう。
これは、受付が混んでいる可能性があり、指定された時間に受付ができるとは限らないためです。

受付が有人であったら、「面接で来た」と用件を伝えた上で、自分の名前、訪問部署と担当者の名前、アポイントの時間を伝えます。無人であれば、インターホンや内線電話などで担当者を呼び出します。その際、「早めに到着してしまい恐縮ですが」と一言添えると丁寧な印象を与えることができます。

なお、受付前の1ステップとして、受付指定時間の5分前には企業がある建物付近に到着し、身だしなみや所持品などの最終チェックを行うのが理想的です。冬場の面接でコートやマフラーを着用している場合は脱ぎ、スーツにシワや埃がついていないか目視で確認します。携帯電話はマナーモードに設定、カバンの中の必要書類やノート、ペンなどがすぐ取り出せるように配置されているかについても確認します。

到着が早すぎるのはどうなのか?

企業がある建物に到着する時間は、面接に指定された時間の10分以上前であれば基本的には何分前でも問題ありません。
複数の企業が入居しているオフィスビルの場合は、エントランスロビーで所持品の確認をしたり、トイレで身だしなみを整えても良いでしょう。心を落ち着けるために音楽を聴くのもおすすめです。

ただし、自社ビルや、小規模な建物でエントランスロビーがない場合は、早く着きすぎたからといって建物の敷地内に入るのはNGです。

なぜなら、どこで誰から見られているか分からないからです。建物を外から確認したら、面接指定時間の10分以上前までは建物から少し離れた公園やカフェで時間を過ごしましょう。
道に迷わない範囲以内で、建物の近隣を散策してみるのもおすすめです。周辺の雰囲気も分かるし、面接でもちょっとしたネタとして活用できるかもしれません。

面接に遅刻しそう!失礼のない事情説明の仕方

基本的には、いかなる理由があっても、遅刻をしてはいけません。しかし、交通機関の遅延や時間を誤って認識していて、遅刻してしまうということもあると思います。その場合は、遅刻することが確定した段階で、必ず電話で連絡をいれます。

走ればギリギリ間に合うと思っていても、信号やエレベーターの待ち時間が予想以上に長くなり、間に合わないことも想定されるため、1分でも遅れる可能性がある場合は、少しでも早く連絡をすることが重要です。

また、緊急性の高い連絡事項のため、メールではなく必ず電話で報告しましょう。

電話で伝えること

まず、面接時間と名前を伝え、担当者に取り次ぎをお願いします。
担当者が不在の場合は、このような伝言をお願いします。

  • お詫び
  • 遅刻する理由
  • 到着予定時間

事情説明の例

お世話になっております。
本日17時より面接のお約束をいただいておりました●●と申します。
電車遅延により、面接時間に間に合いそうにありません。大変申し訳ございません。
17時20分頃到着予定なのですが、面接していただくことは可能でしょうか?

面接してもらえる場合は、面接会場到着後に、改めてお詫びと感謝の気持ちを伝えましょう。
スケジュールの関係上、面接実施が難しい場合は、日程を再調整することになります。

万が一、面接に行けなくなってしまった場合は、遅くとも前日までには、必ず連絡を入れましょう。

落ち着いて面接に臨むために気をつけたい面接マナー

面接の時間に関しては、細かく解説してきました。
余裕をもって会場に到着すれば、それ以外に特に気を付けることはない、と思っていませんか?面接では、会場に到着してから会社を出て姿が見えなくなるまで、すべての行動が評価されていることを忘れないでください。

ここでは、面接の基本的なマナーを紹介していきます。

服装/身だしなみのマナー

  • ボタンダウンのシャツは避ける
  • シャツのボタンはすべて留める(袖も忘れずに)
  • ネクタイをつける
  • メイクやネイル、アクセサリーは派手すぎないか
  • かばんは置いたときに自立するものか

受付/控室でのマナー

  • 受付では訪問理由を伝え、担当者への取り次ぎを丁寧に依頼する
  • 受付や控室で待つ場合は、背筋を伸ばし静かに座っておく
  • 待っている間に社員の方が通られたら、気持ちの良い挨拶をする

入室時のマナー

  • 採用担当者が室内で待っている場合は、ドアを3回ゆっくりノックする
  • 「どうぞ」と言われたら、「失礼します」と言って入室する
  • 入室後、ドアを見ながらそっと閉める
  • 室内で待つ場合は、下座の横に立って待つ
     ※席を案内されたり、着席を促された場合は、指示に従う
  • 採用担当者が入室したら、正面を向き「●●と申します。本日はよろしくお願いします」と伝え、一礼する
     ※座って待っていた場合は、立ちあがって挨拶する

面接中のマナー

  • 背筋を伸ばし、手はひざに軽くのせておく
  • 名刺を受け取る場合は、名前を名乗って受け取り、左側に置く
  • 髪の毛をさわらない
  • 必要以上に時計を見ない

退出時のマナー

  • お礼を伝え、ドアの前で一礼してドアを開ける
  • ドアはそっと閉める
  • 見送られる場合は、案内に従い、エレベーターは扉が閉まるまで頭を下げておく

面接開始までの待機の仕方は、企業によって様々です。戸惑うこともあるかもしれませんが、上記のマナーを意識して行動すれば、問題ないでしょう。

企業に足を踏み入れた瞬間から、担当者の姿が見えなくなるまでが面接です。
どこで何を見られても恥ずかしくないよう、ひとつひとつ注意して行動しましょう。

面接で見られているマナーはこちら:

ゆとりを持っていられることが面接成功には不可欠

どんなことを聞かれるのか、うまく答えられるかな、と面接前は心が落ち着かないと思います。
それに加えて、時間に間に合うかな…などと不安が重なると、心の準備ができないまま面接が始まってしまい、本来の力を出し切れなくなってしまう人もいます。

繰り返しになりますが、面接会場の近くに早めに到着するように、余裕をもって出発しましょう。できれば会場付近に30分~1時間前には到着するようにし、近隣のカフェなどで頭と心の整理をしてから会場へ向かうことをおすすめします。

直前にしっかり準備できていれば、落ち着いた気持ちで面接を受けることができます。
不安要素は、できるだけなくした状態で面接に臨むことが、成功の秘訣です。

まとめ

面接会場への到着時間は、採用担当者への配慮が必要です。
相手が仕事中であることを踏まえ、10分前を目安に到着するようにしましょう。

初めての会場はもちろん、また行きなれた場所であっても、電車遅延などでやむを得ず遅れてしまう可能性もあるため、30分~1時間前に最寄り駅に到着するよう、出発時間を設定しましょう。

最大限の力が発揮できるよう、時間と心にゆとりを持ち、面接に臨みましょう。